今回は【僕が死ぬだけ百物語】からオイタ様の話のネタバレと感想をご紹介します。
受験を控えた少年の身に起きた悲劇とは一体なんなのか、アナタも気になりますよね?
さらに謎の存在である「オイタ様」についても、私が調べた情報を書いています。
それでは、【僕が死ぬだけの百物語】オイタ様の話をネタバレと感想、受験生に起きた悲劇についてご紹介していきます。
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【僕が死ぬだけの百物語】オイタ様の話をネタバレ
最初は【僕が死ぬだけの百物語】52話のネタバレからご紹介します。
まだ未読の方は感想をご覧いただければと思います。
物語のプロローグはいつもユウマくんの部屋から始まります。
ユウマくんは人が1人は入るほどの大きさのスーツケースを、自分の部屋に運び込んでいます。
息を切らしながらなんとか運び終えると、52個目の話を語り出しました。
52話 オイタ様
最初のシーンはどこかの神社が移り、少年が盛大に転けています。
どうやら正月早々転けてしまったみたいで、ズボンの裾をめくると左足の膝に怪我をしています。
合格祈願もかねた初詣
どうやら受験生のようで、合格祈願も兼ねて参拝に訪れたようでした。
どうやら参拝を終えたようで、神社のお守りやお札が売っている社務所に足を運びます。
不審なブレスレット
社務所にはさまざまなお守りやお札が売っていますが、その一角に1つだけ、腕にはめるブレスレットのようなものが置いてありました。
少年は何の気なしにそのブレスレットを腕にはめ、なんだこれはといった感想をつぶやきます。
あなたは選ばれました
ブレスレットをはめた少年は、売り物かわからず取ろうとしました。
しかし腕にガッチリはまっているのか、腕から外すことができません。
そこに神主と思しき人が現れ、そのブレスレットはどこで手に入れたのか少年へ問いかけます。
オイタ様に選ばれる
神主によると、少年はオイタ様に選ばれたようで、オイタ様自体は守神として、少年の負う怪我をすべて請け負ってくれる存在のようです。
少年は深く考えず、無料でもらえたと楽観的に考えていました。
振り向くとそこには…
少年は目的を達したため、帰路に着きます。
ふと気配を感じ振り向くと、そこには衣服を着ていない笑顔の人が立っていました。
3mくらいあるようで、少年は驚き化け物だと叫びます。
しかし周囲の人はその存在を認識すらできないようでした。
よく見るとそこには…
オイタ様と思しき存在をよく見ると左足を怪我しています。
少年はそこで、先ほど怪我をした自分の左足を見ました。
すると怪我が消えているのです。
少年は穏やかな笑顔で微笑む大きな人間こそがオイタ様と理解しました。
いつもそばにいる
それからはどんな時もオイタ様が少年のそばにいます。
学校も、食事も、睡眠も、トイレも、勉強中もずっと自分のそばにオイタ様がいるのです。
受験生の少年はオイタ様がいることで集中できないと、どこかに行ってほしいとオイタ様に伝えます。
しかしオイタ様は微笑むだけです。
イラついた少年は机に勢いよく頭を打ちつけますが、その傷もオイタ様が請け負ってしまい、まったく問題ないといった様子でした。
大怪我をしても請け負う
ある日、駅で電車に乗ろうとした少年は、運悪く人とぶつかってしまい階段から転げ落ちます。
周囲からは救急車を呼ぶ声やざわめきが聞こえますが、オイタ様がいたおかげで無傷ですみました。
しかし少年はオイタ様を見て戦慄します。
神社への再訪
オイタ様の様子を見た少年は、血相を変えて神社へ再度訪れます。
ちょうどオイタ様を教えてくれた神主さんがいたようで、オイタ様をすぐに払ってくれと懇願しました。
神主はオイタ様を祓うことができると言いますが、その代わりオイタ様に預けた怪我はすべて少年に返ってきてしまうようです。
オイタ様の状態は?
少年は絶望とも受け取れる表情でオイタ様を見ました。
そこにいたオイタ様は、すべての手足の関節が逆を向き、指もバラバラの方向を指さしています。
さらに顔は左目が潰れているかのような状態で、顔中が血まみれになっていました。
そこでオイタ様の話は終わりました。
ユウマくんは何をしている?
52個目の話が終わり「誰か」に語りかけるユウマくんですが、その顔色は決してよくありません。
自分に言い聞かせるように百物語は最後までやり遂げると言うと、「何か」に向けて作業をしているようです。
何かを削るようなおとが続いた後、一言だけ硬いという言葉をつぶやき、52話は終わりました。
以上、オイタ様のネタバレでした。
【僕が死ぬだけの百物語】の最終回はどのような最後になるのかも予想しているので、よければ以下もご覧ください。
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【僕が死ぬだけの百物語】オイタ様の話の感想
次は【僕が死ぬだけの百物語】52話の感想を書いていきます。
一部考察も含みますので、こんな意見があるよーという方はコメント欄までお願いします。
オイタ様は善神?
まず52話の根幹にあたる「オイタ様」とは一体なんなのか調べてみました。
オイタ様という神様は実際にはいないようです。
もしかしたら地域だけの神様や、私が大好きな土着信仰の神様なのかもしれません。
漢字で書くと「種田様」と字が当てはまりますが、広いネットの海でも見つかりませんでした。
「お〜痛い」という言葉がなまってオイタ様になったのかな?と考えました。
他にも幼児のイタズラなどでも「オイタ」という言葉を使いますが、由来は定かではありません
オイタ様は期限付きの神様?
少年が参拝した際にオイタ様に見初められ憑いてきたようですが、その場合は必ず前にオイタ様と共にいた人がいるはずです。
その前の人も怪我を請け負ってもらっていたのなら、いつかはオイタ様が離れていってしまうのではないでしょうか?
仮に生涯を通してオイタ様がそばにいるのなら、想像したくないですが慣れるまでなかなか大変そうですよね。
オイタ様は祓える存在?
個人的な意見ですがオイタ様が憑いたとわかったとき、なぜ神主は祓えることを教えてくれなかったのか…
もし自分が同じ立場になった場合、怪我を請け負ってもらうのも絶対デメリットがありそうなので、即お祓いをしてもらいます(笑)
考えようによってはすごい神様なのかもしれませんが、もし休止に一生を得るような場面になったら、その怪我もオイタ様が請負い、ずっとそばにいると思うと夜も眠れません。
少年もまさか祓えるとは思ってなかったでしょうし、オイタ様の怪我を見るにタダでは済まない状況みたいなので、その後が気になります。
ちなみに私は自転車に乗っていて、車に轢かれたことがありますが、長期間通院する怪我をしたため、この話を読んだ時ちょっと変わってほしい気もしました(笑)
少年が気の毒な話
この話は結果的に誰かが行方不明になったり、理不尽に命を失うような話ではなかったのですが、正直少年が気の毒です。
受験シーズンで多感な時期の学生にオイタ様がずっと憑いてくるというのは、なかなか精神的に辛くなってしまいそうです。
さらにオイタ様の存在自体も少年しか認識できないので、その大変さは想像を絶するものがあります。
他の話もそうですが、その後が気になる話がいくつかあるので、そこは読者の想像にお任せするスタンスなのでしょうか。
ユウマくんのやっていることが怖い
ネタバレになってしまうのですが、ユウマくんがやっていることは50話の警察官を解体している場面みたいです。
小学生でその方法を選択した理由がわかりませんが、それにはユウマくんの家庭環境やなどが影響していそうな気がします。
【僕が死ぬだけの百物語】のユウマくんの家族についてはコチラをご覧ください。
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この記事のまとめ
以上、【僕が死ぬだけの百物語】オイタ様の話をネタバレと感想!受験生に起きた悲劇とは一体?
今回の記事をまとめますと以下の通りです。
- オイタ様は守神様
- オイタ様は怪我を請け負ってくれる
- オイタ様はどこまでも憑いてくる
- オイタ様は祓える
- オイタ様を祓うと請け負った怪我が返ってくる
- 多感な時期の受験生にはしんどい
私個人はなかなか辿り着けない山奥の神社とか大好きなのですが、0感なので幸い怖い経験はしたことがありません。
怖い話などで神様に見初められたり、神隠しにあったり、神様が憑いたりする話は好きですが、すべてが自分にとって都合がいい神様でもないようですね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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