『僕が死ぬだけの百物語』19話では、ネット発祥の有名な都市伝説「八尺様」が登場します。
元ネタの怪談を知っている人でも思わずゾッとする展開となっており、声真似で獲物を孤立させる恐怖や、保健室で繰り広げられる緊迫したシーンは見どころの一つです。
この記事では【僕が死ぬだけの百物語】19話「八尺様」のネタバレあらすじと感想・考察をご紹介します。
元ネタとの違いや、本作ならではの八尺様の特徴、ジロちゃんが魅入られてしまった理由についても詳しく考察していきます。
【僕が死ぬだけの百物語】19話のネタバレ

まずはじめに【僕が死ぬだけの百物語】19話のネタバレ!をご紹介します。
プロローグ
学校から戻ったユウマくんは、ランドセルを整理しながら実は今日学校で褒められたと自慢げです。
しかしランドセルから出てきたのは24点と書かれたテスト結果で、ユウマくんは乱暴にテストをしまうと、19個目の怖い話を語り出しました。
第19夜 八尺様
怖い話冒頭。
女性が壁の向こうにいて、左手で下を指さしています。
指さした先には帽子があり、ジロちゃんと呼ばれる少年は、帽子を拾うと女性に帽子を差し出しました。
女性は帽子を受け取らず、ジロちゃんの顔に手を伸ばしてきて、ジロちゃんの友人が大きな声で、ジロちゃんに離れろと叫びます。
友人の声にジロちゃんは振り返り、次の瞬間には女性の姿は消えていました。
八尺様の噂
ジロちゃんの地域には最近よく噂になっている不審者情報があるようですが、メガネの友人はあれはきっと八尺様だと言います。
八尺様をよく知らないジロちゃんは、詳しい話を聞き出します。
八尺様は背がとても高い女の人の方しをした化け物で、人の声真似や「ぽぽぽぽ」という、独特な笑い声を出すようです。
そして八尺様に魅入られた人は、最終的に取り殺されてしまうと言われています。
ジロちゃんはあの人はただの女性だと言いますが、実は女性が立っていた場所は坂道で、壁の高さ自体が2メートル近くあるので、あそこから肩から上の部分が出るのは人間じゃないとわかりました。
付いてくる声
ジロちゃんは八尺様の話を聞いて怖くなってしまい、当てはまることがありますが、あれは人だったと自分に言い聞かせます。
外は雨が降ってきて、窓にあたる雨音は「ポッポッポッ」と八尺様の笑い声のようにも聞こえます。
雨音は八尺様の声なのかわかりませんが、ジロちゃんは怖くなり授業中ですが、保健室に行くことにしました。
先生は1人で行けるか問われ、誰か付き添って欲しいと言いかけたところ、ジロちゃんの声で何者かが被せるように、付き添いを断ります。
先生はその声をジロちゃんの声だと思い、授業に戻ってしまいました。
窓の外の影
外はまだ雨が降っていて、雨音か八尺様の笑い声かわからない音が、今も続いています。
さらに窓の外の木が人の顔のように見え、ジロちゃんは保健室まで走り出しました。
保健室の先生に診察してもらったジロちゃんは、熱もないので少し横になっているように言われます。
ジロちゃんは早退したかったようですが、もう少し様子をみようという話になり、保健室に誰かがやってきました。
ようやく2人きり
保健室のベッドは周囲をカーテンで区切られていて、ジロちゃんは布団をかぶって震えていました。
カーテン越しに誰かがやってきてジロちゃんに声をかけてきます。
ようやく2人きりになれたことや、好きな食べ物や好きな色など、たくさんお話ししたいことがあると、カーテンの向こうから話しかけてきました。
ジロちゃんはその声の主が先生だと思い声をかけると、声の主は悲しみひどいという言葉を連呼します。
ジロちゃんは視線を上に向けると、2メートル以上上から女性がこちらをのぞいていました。
邪魔者はもういない
八尺様に見つかってしまうと同時に、保健室に先生が帰ってきました。
カーテンの向こうで、先生は2メートルを超える女性に驚き出ていってくださいと、毅然とした態度で伝えます。
しかし八尺様は先生に手を伸ばし、先生をさば折りにして殺害してしまいました。
カーテンの上から長い手が伸び、八尺様はジロちゃんにこれでもう間違えないと言い、19個目の怖い話が幕を閉じます。
エピローグ
19個目の怖い話を語り終えると、テスト結果を確認しに母親が入ってきました。
ユウマくんはテストはなかったと歯切れの悪い返答をします。
母親はランドセルを開け24点の答案を見つけると、ビリビリに破いてしまいました。
ユウマくんは悪い点を取ってしまったことを謝りますが、母親はユウマくんの頬を平手打ちし19話が終わりました。
【僕が死ぬだけの百物語】19話の感想や考察!

次は【僕が死ぬだけの百物語】19話の感想や考察をご紹介します。
今回は有名な怪談がモチーフ
今回はタイトルからその怪異の正体が分かりましたが、あの有名な八尺様でした。
ご存知ない方のためにご紹介すると2008年の「2ちゃんねる」のオカルト版に投稿された、ネット発祥の怖い話です。
2mをはるかに超える身長、白いワンピース、大きなつばひろの帽子などの見た目の特徴があり、「ぽぽぽぽ」という独特な笑い方をします。
さらにその姿は見る人によって変わるようで、ある時は喪服を着た若い女性、振袖の老婆、野良着姿の女性と、女性の姿と八尺(2.4m)はあろうという高身長、頭に何か乗せているのは共通のようです。
八尺様はその見た目の身長から名付けられた怪異で、八尺様は主に成人前の男女の命を十数年に一度奪っていくことがわかっています。
さらにとある地方に封印されていましたが、怖い話の最後では封印に使われた地蔵が破壊されたため、八尺様は土地に縛られなくなったことが語られていました。
本当の八尺様と違う?
今回の八尺様に関しては怪談として世間に浸透している存在とは少し違う点があります。
まず共通点としては次が挙げられます。
- 2mをこえる長身
- 女性
- 誰の声でも真似ることができる
- 姿を見れるのは魅入られた人だけ
そして19話に登場した八尺様に関しは、保健の先生が実際に目撃し、八尺様に排除されています。
原作の八尺様と同じ怪異をモチーフにしながら、本作では”実体を持つ怪異”として描かれているようにも感じました。
また、今回の八尺様は声真似で助けを遠ざけ、保健室の先生を排除したうえで「ようやく二人きりになれた」と語っています。
人を殺すことよりも、まず獲物を孤立させることを優先する怪異として描かれている点は、元ネタとの大きな違いと言えるでしょう。
八尺様の目的は?
そもそも八尺様に関しては成人前の男女の命を奪うこと意外は語られておらず、元ネタの語り手の祖父によると、水利権や村という話が出ていたので、かなり昔から存在していた怪異であると分かります。
八尺様はどのような存在なのか、いつから存在するのかなど、いまはもう知っている人はいないのかもしれません。
今回ユウマくんの語る怪談に登場する八尺様は、登場するジロちゃんのことが好きなのか、好きな色、好きな食べ物のことなど話したいと言っていて、元ネタの八尺様と違う行動も比較して読む楽しみもあります。
もし「好き」という感情で近付いてきているなら、八尺様にとって”取り殺す”こと自体が目的ではない可能性もあります。
また、今回の八尺様はジロちゃんの声を真似し、先生を欺いていました。人ではなく「声」を利用して周囲を欺く怪異だからこそ、異変に気付かれにくく、獲物を孤立させやすい存在なのかもしれません。
ユウマくんの母親は厳しい?
ユウマくんのテスト結果を見て、テスト用紙をビリビリに破り、頬を平手打ちしました。
この辺りから徐々に、ユウマくんの家庭の歪さが見え隠れします。
その歪さはここから徐々に加速していき、凄惨な結末を迎えます。
気になる方はぜひ原作をチェックしてみてください。
ユウマくんの家族についてはこちらの記事をご覧ください。
テストの点数だけで暴力を振るう母親の姿を見ると、ユウマくんが怪談を語り続ける背景にも、この家庭環境が関係しているのかもしれません。
僕が死ぬだけの百物語はどこで読める?

次に今回の【僕が死ぬだけの百物語】や今回のお話がどこで読めるかについてご紹介します。
【僕が死ぬだけの百物語】は各種電子書籍サービスで読むことができ、今回の15話は第2巻に掲載されています。
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この記事のまとめ

以上、【僕が死ぬだけの百物語】19話のネタバレ・感想や考察!八尺様に見つかった少年はどうなる?記事でした。
今回の記事をまとめると次のとおりです。
- 今回は八尺様の話
- 八尺様の元ネタとちょっと違う
- 八尺様に魅入られると命がない
- ユウマくんの母親は厳しい?
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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