今回は【僕が死ぬだけの百物語】の中からクリーンガムの話をネタバレ紹介していきます。
アナタには忘れたい記憶、思い出したい記憶はありますか?
私はたくさんありすぎて、思い出すのも恐ろしいほどです(笑)
見た目は普通のガムだがそのガムを噛むと起こる、不思議な効果についても徹底考察!
それでは【僕が死ぬだけの百物語】クリーンガムの話をネタバレ考察!記憶を味わうガムについてご紹介していきます。
【僕が死ぬだけの百物語】の最終回についても考察しているのでよければコチラもご覧ください。
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【僕が死ぬだけの百物語】のクリーンガムのネタバレ
物語冒頭、ユウマくんは窓の外を眺め、こちらを振り返りました。
そしてこちらに向かって、 (百物語を)ちゃんとやるよとい言い、18話目を語り出しました。
第18話 クリーンガム
山田という男性がガムを噛んでいます。
その風貌はスーツ姿なのですが、目は見開いていて、頬はやせこけ、大きく口を開け、咀嚼音を出しながら怖い笑顔でガムを噛んでいます。
そこに同僚の男性が、労いの声と共に登場しました。
戦う企業戦士
どうやら数日間は自宅に帰れていないようで、同僚の男性である椎木は4日間会社に止まっているようです。
椎木は気を利かせ山田に飲み物を差し入れると、山田の顔色の悪さと共に、最近よく噛んでいるガムに気がつき、味について質問しました。
もう一度味わいたい記憶
山田は味については答えず、もう一度味わいたい記憶はあるか椎木に聞きます。
山田は続けて、もしその記憶、その時の感情、体の感覚を味わえるのならいつがいいか重ねて質問を続けます。
椎木は不審に思いながら、山田に促されるままにその記憶をガムの包み紙にその時の記憶を書き出します。
記憶を体感できるガム
山田の言うことに半信半疑な椎木ですが、山田にガムを口に入れられ、そのままガムを噛みました。
すると不思議なことに過去の記憶が蘇り、女性にプロポーズをするシーンが鮮明に浮かび上がります。
女性はプロポーズにYESの返事をし、椎木は有頂天になりました。
そして徐々にその記憶は薄れていき、夢から覚めるように現実に戻ります。
ガムだから消える
そのガムを噛むと記憶をもう一度味わえるようです。
ただガムと同じで噛み続けると味が消えるように、その記憶も味わうと自信の記憶か羅薄れて消えてしまうと、山田は説明します。
さらにガムと共に味わった記憶は2度と味わうことができないという効力もあるようで、椎木は山田につかみかかりました。
大切な記憶が思い出せない
椎木はガムと共に消えた記憶が、完全に自信の中から消えてししまったようで、何か大切な記憶だったという情報しか残っていませんでした。
椎木は元に戻す方法を山田に質問をするのですが、残念なことに山田はすでに入手した方法もガムで忘れてしまいました。
少しでも楽しい感覚を忘れないように
山田は残業続きで会社で働くことに楽しさが見つけられず、せめて過去の楽しい記憶が消えてしまったとしても、また楽しい気持ちを味わえるようにガムを噛んでいるようでした。
消えてしまうのであれば元も子もないと考えていた椎木ですが、ハッとしてまたガムを試してみることにします。
ガムの多量摂取
どうやら椎木は過去の辛かった記憶、自身の中から消したい記憶をガムの包み紙に書いたようです。
過去の記憶には上司に暴力を振るわれた記憶、仕事でうなされた記憶、夫婦仲がうまくいかなくなった記憶など、過去に辛い思いをした記憶たちが頭の中を駆け巡ります。
椎木はさまざまな恐怖や悪夢を見たような顔をしていました。
記憶はやがて消える
一気にガムを摂取したことで、一時的に放心状態になっていた椎木ですが、気がついた時には頭のつっかえが取れたようでスッキリしています。
さらには笑う余裕さえ見せており、記憶が消えたことを明るく受けてめているようです。
ガムの譲渡
椎木の様子を見た山田は、袋に入った複数のガムを椎木に譲流と言います。
山田自身、かなりガムを消費していたようで、楽しい記憶は残り2つしかなく、その記憶を味わった後は自身の命を絶つ予定だったようです。
嫌なことなら忘れてしまえばいい
椎木は嫌な記憶を忘れて吹っ切れてしまったのか、嫌な記憶ならガムを噛んで忘れて仕舞えばいいと言います。
そうして山田と椎木はまたガムを噛みはじめ、笑い声と叫び声が聞こえ、クリーンガムの話は終わりました。
動くカーテン
ユウマくんは18個目の怖い話を話し終えると、窓に備え付けられたカーテンが音を立てて動きます。
どうやら風が入ってきたようです。
また、窓の外を覗くユウマくんですが、そんな様子を見かけた母親が声をかけます。
母親は虫が入るから窓を閉めておくよう伝え、ユウマくんは寝る準備をはじめ18話は終わりました。
この頃はまだ異変が少ないユウマくんの家ですが、徐々に不穏な空気になっていきます。
ユウマくんの家族についてはコチラの記事をご覧ください。
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【僕が死ぬだけの百物語】のクリーンガムの考察
次は【僕が死ぬだけの百物語】のクリーンガムの考察をご紹介します。
あくまで私の意見なので、違う意見をお持ちの方はコメント欄までお願いします。
クリーンガムの出自が不明
物語冒頭から登場するクリーンガムですが、その出自が不明なまま終わってしまいました。
当たり前ですが市販されているガムと用途が違い、記憶を味わうクリーンガムなんて聞いたこともありません。
もし販売されていたら私も椎木と同じように、嫌な記憶をすべてガムと共に噛んで忘れていたと思います(笑)
精神に異常をきたした可能性
怖い話というくらいなので、ちょっと違った見方をしてみると、もしかしたらクリーンガムというのは実は普通のガムで、椎木と山田は精神に異常が起こっている可能性を考えました。
理由として4日も家に帰れておらず、残業や泊まり込みが常態化しており、上司と思しき人物からのパワハラや暴力も起こっているからです。
開発関係などはデスマーチと言って、会社に泊まり込む日々が続くと聞きますが、そんなことが続けば身も心も持ちません。
ブラック企業で働いた人間の末路?
少し俯瞰してみた時に今回は心霊現象や怪異が登場しません。
昨今では働き方改革など、聞こえの良い言葉がありますが、現実にはすべての会社がホワイト企業なわけではありません。
もしかすると、そんなブラック企業などの風刺の意味も込めて、記憶が消えてしまうほど働く人間描いたのかもしれません。
ちょっと考えすぎな考察かもしれませんね…
この話の1番の恐怖は4日家に帰れていない椎木と、仕事で追い詰められ命を絶とうと決心した、山田の精神常態かもしれません。
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この記事のまとめ
以上、【僕が死ぬだけの百物語】クリーンガムの話をネタバレ考察!記憶を味わうガムとは一体?という話でした。
今回の話をまとめると以下になります。
- クリーンガムは記憶を味わうガム
- 味わった記憶は消えてしまう
- ブラック企業は怖すぎる
- クリーンガムが欲しい
社会人になってしばらく経ちますが、正直なところ仕事が楽しいという人はいるのでしょうか?
もちろんいると思いますが、私の周囲はなかなかうまくいかないとった話をよく聞きます。
この話を読んでいちばんの感想は「そのガム、市販してくれないかな」です(笑)
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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