【僕が死ぬだけの百物語】14話のネタバレと感想や考察!返ってこない挨拶の話

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『僕が死ぬだけの百物語』14話は、シリーズの中でも恐怖よりも切なさが印象に残る怪談です。

毎朝誰にも返してもらえない挨拶を続ける少女と、クラスで空気のように扱われている少年。

誰にも気づかれず、誰にも届かない2人の想いが交差した時、物語は悲しくも温かい結末を迎えます。

この記事では【僕が死ぬだけの百物語】14話「おはよう」のネタバレあらすじと感想・考察を紹介します。

金子さんが死後も朝の挨拶を続けていた理由とは何だったのか。

そして少年が最後に返した「おはよう」には、どんな意味が込められていたのでしょうか。

目次

【僕が死ぬだけの百物語】14話のネタバレ

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まずはじめに【僕が死ぬだけの百物語】14話のネタバレ!をご紹介します。

>>>【僕が死ぬだけの百物語】13話のネタバレと感想

>>>【僕が死ぬだけの百物語】各話ネタバレまとめ

プロローグ

ユウマくんの部屋に誰かが訪れたようで、ユウマくんはその子にさっそく怪談を話すように促します。

第14話 おはよう

少年は周囲からいるのかいないのかわからない扱いを受けていて、毎日を疎ましく感じていました。

朝の教室に入ると、そこには元気に「おはようございます」と言う女生徒がいます。

少年は女生徒を横目に見て、挨拶を返さずに自分の席に向かいました。

女生徒は金子さんというようで、風紀委員長で毎朝の挨拶運動をかかしません。

しかし金子さんに挨拶を返す生徒はいません。

金子さんのいるクラスには、学生特有の挨拶はダサいみたいな空気が、漂っていたからのようです。

しかしその金子さんは先週、交通事故で亡くなってしまったことがわかります。

金子さんは誰にも見えない

亡くなってしまったはずの金子さんは、今日も教室で挨拶しています。

その姿はいないように扱われる少年だけに見えているようで、金子さんが訃報のあった翌日。

少年が教室に入ると、金子さんは亡くなる前と変わらず、いつもどおり挨拶していました。

少年は亡くなったはずの金子さんがいることに驚き、思わず叫び声を上げて尻餅をついてしまいます。

少年は最初は驚いたものの、徐々に、もう二度と聞けないと思っていた金子さんの挨拶を聞くうちに、少年は嬉しくなりました。

彼女は夢か幻か

少年は金子さんが本当に幽霊なのか、夢か幻なのかわからないまま日々が過ぎていきます。

そして少年は、死んでもなお毎朝挨拶を続ける金子さんを見て、その真面目さに胸を打たれました。

しかしその挨拶も先生が教室に入ってきて、朝礼が始まると、恨めしそうな顔をして消えていくようです。

ある日、少年は朝以外にも担任教師の後ろに立つ金子さんの姿を見かけます。

少年は思わず後を追いいました。

先生は職員室でデスクワークをしていましたが、金子さんは先生の後ろで延々と朝の挨拶を繰り返しています。

朝の挨拶の理由

少年は職員室の扉の前で金子さんの様子を伺っていましたが、金子さんは不意に首だけを少年の方に向けました。

少年の脳裏には金子さんがなぜ亡くなっても、朝の挨拶を死後も続けているのかが脳裏に流れます。

金子さんは生前、先生にクラスの挨拶ができていないことを指摘され、風紀委員長としての自覚が足りないと言ったようです。

さらに誰か1人でも挨拶が返ってくるまで、朝礼が始まるまで挨拶運動を続けるようにと伝えました。

少年はそのことを知り、驚愕し、先生が少年に気がつき声をかけてくると、少年は金子さんが本当に事故で亡くなったのか聞きます。

先生は一瞬表情をこわばらせ、汗をにじませますが、何も答えませんでした。

少年の後悔

少年はいないものとして扱われていて、朝の挨拶運動で救われた部分があります。

しかし少年はクラスの空気に流され、挨拶を返せなかったことをとても後悔しました。

金子さんを強い人だと憧れを抱きましたが、それは勘違いで、誰からも返ってこない挨拶が苦しくないわけないと考え、誰かの挨拶を望んでいたからまだ成仏できていないんだと気がつきます。

翌日、少年はいつも通り教室に入り、金子さんに挨拶をしました。

すでに登校していたクラスメイトは、一見すると誰もいない壁に向かって挨拶する、少年の姿にざわめきます。

しかし少年には周囲の声は聞こえず、金子さんが生きている時に挨拶を返せていたら、結果は違っていたかもしれないと、後悔の気持ちがいつまでも消えず、立ち尽くしていました。

エピローグ

今回の怖い話はヒナちゃんのお話だったようで、話終わったヒナちゃんは、次はユウマくんの話を聞きたがります。

ユウマくんはまた明日話すと言い、ヒナちゃんは明日も遊びに来ていいか確認し、14話目が終わりました。

【僕が死ぬだけの百物語】14話の感想や考察!

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ここからは【僕が死ぬだけの百物語】14話の感想や考察をご紹介します。

悲しい怪談

今回の語られた怖い話は幽霊は登場しますが、悲しいお話でした。

誰からも相手にされず、空気みたいな少年。朝の挨拶を誰にも返してもらえない風紀委員金子さん。

真面目に向き合わなかったばっかりに、生徒を死なせてしまった先生。

それぞれの想いや考えが噛み合えば、金子さんが死ぬこともなく、悲しい結末にはならなかったのではないでしょうか。

金子さんが死後も挨拶を続けた理由

先生が金子さんに言った、何気ない一言は金子さんを死後も現世に縛り付けることになりました。

先生は朝の挨拶ができていないことを、風紀委員の金子さんの自覚の薄さだと指摘します。

さらに誰かが朝の挨拶を返してくれるまで、毎日挨拶しろという言葉で、死後も金子さんを縛り付けてしまいました。

しかし亡くなったにもかかわらず、幽霊になって挨拶を続ける金子さんの姿は、少年以外の誰にも見えていない点も、より悲しさを感じます。

先生も後悔している

この話では先生が金子さんを追い詰めたようにも見えます。

しかし先生自身も、生徒を思って言った何気ない一言が、死後まで金子さんを縛る結果になるとは想像していなかったはずです。

職員室で金子さんの存在を見られた時に動揺していた様子を見ると、先生も事故以来、ずっと罪悪感を抱え続けているのかもしれません。

・少年の後悔

少年はクラスメイトからぶつかられても、声もかけられなければ視線を向けられることもない、いわゆる「空気」のような存在として扱われていました。

死後も朝の挨拶を続ける金子さんの姿を見て、周囲に見えず無視されている点で、親近感を感じていたようです。

しかし金子さんがなぜ朝の挨拶を死後も続けているのかを知ったことで、金子さんは好きで朝の挨拶をしておらず、苦しんでいたことを知りました。

そして周囲から空気のように扱われていた少年は、金子さんの苦しんでいた呪縛から解放するため、挨拶を返すことで金子さんは解放されました。

・少年の扱いの逆転

14個目の怪談の冒頭、少年はぶつかられても誰も見られず、無視され、いないものとして扱われていました。

怪談の最後では、自分にしか見えてない金子さんに挨拶を返し、金子さんが消えたことを見届け、涙するシーンがあります。

しかしクラスメイトは普段は空気のように扱いながらも、何もない壁に向かって挨拶をする少年に、ざわつきや怖いという声をあげていました。

始まりと終わりで対比になっている構造も、印象的でした。

たった一言の重み

「おはよう」という言葉は、誰でも毎日のように口にする言葉です。

しかしこの話では、その一言を返してもらえなかったことが、一人の少女を死後まで縛り続けていました。

何気ない挨拶でも、それを返すだけで救われる人がいる。

14話は怪談でありながら、人との関わり方についても考えさせられる作品だったように思います。

【僕が死ぬだけの百物語】はどこで読める?

次に今回の【僕が死ぬだけの百物語】や今回のお話がどこで読めるかについてご紹介します。

【僕が死ぬだけの百物語】は各種電子書籍サービスで読むことができ、今回の13話は第2巻に掲載されています。

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この記事のまとめ

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【僕が死ぬだけの百物語】14話のネタバレと感想や考察!返ってこない挨拶の話という記事でした。

今回の記事をまとめると次のとおりです。

  • 今回は朝の挨拶の話
  • 挨拶をしている金子さんは故人
  • 空気のように扱われる少年
  • 少年だけは金子さんが見える
  • 先生の言葉が金子さんを縛り続けていた
  • 少年が金子さんに挨拶を返す
  • 金子さんは消える
  • 少年が周囲に怖がられる

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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