今回は【僕が死ぬだけの百物語】最新90話のネタバレと感想をご紹介して行きます。
残すところ後11話となりついに終わりの時が近づいてきました。
果たしてユウマくんの願いはなんなのでしょうか?
それでは【僕が死ぬだけの百物語】最新90話のネタバレと感想!ついに終わりの時が近づくのかご紹介して行きます。
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【僕が死ぬだけの百物語】最新90話のネタバレ!
まず最初に【僕が死ぬだけの百物語】最新90話のネタバレと感想をご紹介します。
前89話のネタバレと感想については以下をご覧ください。
90話が始まり、何があったのかヒナちゃんは手と足を縛られていて、ユウマくんは謝りながらも、痛くないかとヒナちゃんを気遣います。
ヒナちゃんは平気だと返し、ユウマくんはやるべきことをやってと言い、ユウマくんは90個目のお話を始めました。
第90夜 親からの手紙
まだ幼ない心くんはお母さんの写真を見て大粒の涙をこぼしていました。
そしてまだ慣れていない手つきで鉛筆を手に取り、恐らく亡くなってしまった母へ手紙を書いています。
つたないながらも読める字で書かれた手紙は、母がどうして死んでしまったのか、母がいなくて寂しいことなどを書いていて、まだ字も習っていないのか、「さ」が「ち」と書かれていて、心くんは手紙を便箋に入れ思い出の写真アルバムに挟みました。
そこへ仕事から帰ってきた父がやってきて、傷心している心くんに片付けろと言っただろうと怒鳴りつけ、どこかへ行ってしまった心くんに代わり、父が思い出と写真が入ったアルバムを元の場所へ片付けます。
その夜、また居間で写真アルバムを眺めていた心くんは、昼間に書いた手紙とは別の封筒が、アルバムに入っていることに気がつきました。
中身は母からで、心くんはこの日に6歳の誕生日だったようで、3人で暮らせないことの謝罪と、連絡を待っているので、たくさんお話を聞かせてという母からの手紙です。
思わぬ返事に心くんは父へ、母からの手紙が来たことを喜んで伝えますが、父はその手紙を見てくだらないイタズラをするんじゃないと叱りつけ、心くんの目の前で手紙を破り捨てました。
心くんは大切な手紙をビリビリに破かれてしまい、また涙を流します。
手紙の差出人は…?
その日から心くんと母親は手紙で何度もやり取りを繰り返しました。
家事をする人がいない家は荒れていても、手紙のやり取りは続いていたようで、心くんは成長するにつれこの手紙を書いているのは、父親だと気がついてしまいます。
そして高校生になった心くんは受験シーズンを迎え、家には国立大学からの合否通知が届いていました。
どうやら心くんの家のお財布事情はあまりよろしくないようで、国立大学がダメなら大学にはいけない瀬戸際のようです。
しかし残念ながら通知結果は不合格で、ちょうど帰宅した父は頭が悪いくせに夢を見るなと、早く働いて家に金を入れろと、落ち込む心くんにさらに追い討ちをかけます。
父は居間から出て行き、心くんは母のいない家庭のため家事に時間を取られ、家のお財布事情がよければ予備校にも通えたと、これまで怒りを周囲の物へ八つ当たりして、父へ悪態をつきました。
そんな心くんの目の前にあの思い出のアルバムが現れ、手紙が挟み込まれています。
手紙には心くんならどんな道も必ずうまくいくということが書かれていて、父が書いた手紙と知りながらもその言葉は心くんに届いたようです。
父の最期
心くんはそれからも手紙を書き続けていたようで、粗暴で酒ばかり飲んでいる父と暮らしながらも、手紙のやり取りは続いていました。
しかしモノローグの背後に書かれている様子では、決して穏やかな道ではなかったようで、父はいつしか病に伏せてしまい、最期の時を迎えようとしています。
父は最期に自分は悪いことばかりしてきたから、あちらの世界では手紙を書くことは許されないだろうと、虚な目で言いました。
心くんは父へ、すべてわかっていること、父が手紙を母に成り変わり書いてくれていたんだろうと答えます。
しかし父は心くんの言葉に返事をすることなく逝ってしまい、次のシーンでは父の遺影に手を合わせていました。
ふと目を開けた心くんは、引き出しから何かがはみ出していて、引き出してみるとそれは父からの手紙で、心くんへ迷惑をかけたことと、今までの感謝が短く書かれています。
父は生きている間に1度もそんなことを言わなかったようで、心くんはまた大粒の涙を流しました。
感じた違和感
心くんは涙を流しながら、父が書いた「心」という字に違和感を覚えました。
過去の自分宛ての手紙と見比べてみると、明らかに筆跡が違っていて「心」という字がまるで、別人が書いた字のように見えます。
手紙を取り出したせいか、不意にあの写真アルバムが落ちてしまい、そこにはいつもの字で心くんへの手紙が入っていました。
心くんは一体いつの間に挟んだのかさらなる違和感を感じ、手紙を読み始めます。
手紙には長い間父と暮らし、苦労をしたことへの謝罪から始まりました。
小さい頃に母が死んだ理由を聞かれたときは、あちらの世界のルールで生きている人の不利益になるようなことが言えないというものがあるようです。
そして母はなぜ死んだのかという回答は、母は父に殺されたため死んでしまったと衝撃の事実で90個目の怖い話が幕を閉じました。
感じている罪悪感
90個目の怖い話を話し終えたユウマくんの後ろで、手足を拘束されていたヒナちゃんに異変がおこります。
どうやら手足が縛られているのに、無理に動こうとしているようで、体をガクガクと揺らしながら、起きあがろうとしているようです。
ユウマくんはヒナちゃんへ向かって何もしなくていいと言い、義母も怯えて邪魔してこないと言い、ヒナちゃんを抑えます。
ユウマくんはヒナちゃんを抑えながら本心なのか後悔なのか、これ以上自分のせいで誰も殺してほしくないと、まるで願うように言いました。
そして最期に「お母さん」と呟き、90話が終わりました。
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【僕が死ぬだけの百物語】最新90話の感想!
【次は僕が死ぬだけの百物語】最新90話を読んだ感想をご紹介します。
あくまで個人の感想や考察になるので、違うご意見はコメント欄までお願いします。
いくつかの可能性が考えられる話
今回のお話を読んでなかなか怖い終わり方をしたなと思いましたが、一方で実はエンディングは複数あるのでは?と思いました。
①手紙は本当に母からのものだった説
物語冒頭、母の死に涙を流す心くんでしたが、父があまりにも辛辣というのか、最愛の人を失ったにしては冷たすぎるように見えました。
そして母からの手紙を見た時の表情や、父の書いた手紙の「心」という字の筆跡など、心くんの父がそこまで気が回るようには見せません。
最期の手紙にもあった母は父に殺されたという言葉から、心くんの母親は本当に父親に殺されていて、あちらの世界から心くんへ手紙を送っていたのかもしれません。
②すべて父がやっていた説
これはちょっと無理があるかな〜とも思うのですが、すべて父がやった可能性というのもあるのではないでしょうか?
父の最期の手紙の筆跡の違いに関しても、実は計算していたもので、母がいない寂しさや、自分のような人生にならないようにという、粗暴で不器用すぎる父の、父なりの愛情だったのかもしれません。
心くんも最初は父が手紙を書いていたと思っていましたし、可能性の1つとして考察しました。
③最期だけ母からの手紙
実は母からの手紙というのは最期に見つけた1通だけだったのではないでしょうか?
母からの手紙にも生きている人の不利益にならないようにと書かれていて、ポジティブな言葉は時と場合によっては、違う意味で受け止められたりします。
自分の命を奪った人間が死んだので、自分の死の真相を伝えた後、心くんはどのように感じ、これからの人生を生きるのでしょうか…
そしてこれからも手紙は届くのでしょうか?
④ユウマくんと父親に血は繋がっていない?
これは思い出の写真アルバムの写真を見て思ったのですが、実は心くんと父親には血が繋がっていないのではないでしょうか?
写真アルバムには母親の他に男性と写っている写真があるのですが、父親とあまり似てないようにも見えます。
母が父に殺されたとありますが、実は母は自身の不貞が原因で、父に殺されてしまい、心くんの本当の父親ではないのかもしれない…
これはちょっと考えすぎかもしれませんね
ユウマくんも似た境遇?
今回のお話を読んでいて、なんとなくユウマくんと似た生い立ちを感じました。
ユウマくんの家は一見普通に見えますが、義母からの虐待や不在がちの父、母のことが忘れられないユウマくんなど、よく見れば歪な家庭環境なのがよくわかります。
ユウマくんの家庭については以下の記事でまとめていますので、よければご覧ください。
ユウマくんの願いは?
ユウマくんは確定ではないですが、母親との再会を求めて百物語を始め、残すところ10話となりました。
ここで気になったのはユウマくん自身は生きていて、母親との再会を望んだのか?それとも、母親のいる世界に連れて行ってほしいと望んでいるのか?
さらに百物語というのは、本来は1晩で100個の怖い話を終えると、本物の怪異が現れるというものですが、今近づいてきている存在は本当に母親なんでしょうか?
ユウマくんも実は自分が行なった百物語で、周囲の人が複数亡くなると思っていなかったのか、罪悪感を感じているようですし、いったいどんな結末を迎えるのでしょうか。
【僕が死ぬだけの百物語】の最終話については以下の記事で考察しているので、よければご覧ください。
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この記事のまとめ
以上、【僕が死ぬだけの百物語】最新90話のネタバレと感想!ついに終わりの時が近づく?という記事でした。
今回の記事をまとめると以下になります。
- 今回は亡くなった人からの手紙の話
- 最期に大どんでん返し
- ヒナちゃんの中にいるのはユウマくんの母
- ユウマくんは罪悪感を感じている
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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