【僕が死ぬだけの百物語】7話のネタバレと感想!受け子に取り憑く“存在しない母親”の恐怖

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「騙す側」のはずだった。

オレオレ詐欺の受け子として金を受け取った大和は、

すでに亡くなっているはずの母親と接触してしまいます。

電話、手紙、インターホン——

あらゆる手段で“息子を心配する声”は追いかけてくる。

逃げ場は、どこにもない。

この記事では『僕が死ぬだけの百物語』7話「受け子」のネタバレあらすじと感想・考察を解説します。

目次

【僕が死ぬだけの百物語】7話のネタバレ

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まず最初に【僕が死ぬだけの百物語】7話のネタバレをご紹介します。

前回までのネタバレや他の怖い話は以下の記事をご覧ください。

>>>前6話のネタバレはコチラ

第7話 受け子

昨今では有名になったオレオレ詐欺ですが、今回ユウマくんが話し始めたのは、そんなオレオレ詐欺の受け子に関する怪談です。

とある家に、会社のお金を横領してしまい、母親に無心する電話がありました。

母は息子のことを案じ、お金を用意することや周囲に黙っていることを約束します。

そして母の元に例の件と状況を知る男性が訪れ、お金を受け取りその場を後にしました。

大和はオレオレ詐欺はカンタンで、騙される方はバカだと頭の中で罵り、井上宅を去ろうとします。

誰もいない家?

そこへ犬の散歩で通りかかった近所の人が、井上宅は営業をかけても無駄だと言い、1ヶ月前から住んでいたお婆さんはすでに亡くなっていると、衝撃の事実を告げられます。

井上宅でお金を今受け取ったばかりなのに、変な奴に見られたと悪態をつき、カバンの中の封筒を確認しました。

封筒の中はまさかの空で、大和は井上宅を改めて確認すると、玄関横には『入居者募集』の張り紙を見つけ、戦慄します。

公園に一旦移動した大和は、指示役に連絡を取り井上宅の様子を伝えると、その家の住人は確かに亡くなっていると間違いを認め謝罪を受けました。

しかし大和は実際にお金を受け取ったことや、もう一度確認したら誰もいなかったことを伝えると、指示役は軽く返して電話を切られてしまいます。

息子の心配

電話を切られ、何が起こっているのかわからない大和は、まだ困惑から抜け出せておらず、そこへ電話の着信があります。

相手は井上と表示され、大和は少し不安に思いつつも電話に出ると、それは先ほどの母親で、息子の安否を心配する声が電話口から聞こえます。

大和は迷惑電話や変な電話だと思い電話を切り、自宅に帰ることにしました。

家には手紙が届いていて、その送り主の名前はまたも井上という名前で、大和はその場で手紙を破り捨てます。

ついてくる声

自宅に入った大和は、家の固定電話がなっていることに気が付き、そのまま電話を眺めていると留守番電話に切り替わります。

そして留守番電話には、息子を心配する井上母の声がまたも流れました。

大和は恐怖に慄き、急いで電話のコンセントを抜くと、今度はインターホンが鳴り、井上母の姿がモニターに映し出されます。

もうなりふり構っていられなくなった大和は、インターホンを叩き割ると、今度はドアからノックの音が聞こえ、ドアの向こうでは息子を心配する声が聞こえ続けているようです。

大和はヘッドフォンをして大音量で音楽を流し、自分はただの受け子で、詐欺を仕掛けているのはもっと上の人間だと言い訳を述べます。

しかし井上母の声はどこまでもついてきて、ついにはヘッドフォンからも、息子を心配する声が聞こえ出しました。

最後の言葉

場面が変わり、とある家の固定電話に着信音が鳴り響きます。

電話をとると相手は大和で、どうやら実家に電話をかけてきたようで、父親が連絡もよこさずどうしたと、心配の声をかけました。

大和は会社をクビになり、詐欺に手を出したことを打ち明けます。

父親は息子が詐欺師に騙されたと激昂しますが、大和は詐欺に騙される方ではなく騙す方だと伝えようとした時、井上母の息子を安否する声が父親の持つ電話から流れました。

そして大和は固定電話のコードで首を吊っていて、両手は電源ケーブルで後ろ手に縛られた状態で事切れ、7話目が終わりました。

ユウマくんは7話を語りながら、死んだフリをしてやり過ごしています。

これは単なる遊びにも見えますが、“何かから身を隠している”ようにも感じられます。

百物語が進むにつれて、この違和感は、物語が進むにつれて確実に大きくなっていきます。

【僕が死ぬだけの百物語】7話の感想と考察

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ここからは【僕が死ぬだけの百物語】7話の感想や考察をお伝えします。

騙される方が悪い話?

オレオレ詐欺が題材になっていて、最初は騙される方が悪い話かと思いましたが、詐欺を仕掛けた相手がすでに亡くなった方というのはオモシロい点ではないでしょうか?

さらに2回目に確認した時には、先ほどまで見ていた景色と変わり、入居者募集になっているのも怖いポイントですね。

この話は“騙す側と騙される側”の構図が逆転する点も印象的です。

大和はこれまで他人を騙してきた側でしたが、最終的には理解できない存在に一方的に追い詰められていきます。

井上母の執念が怖い

すでに亡くなっている井上母は、息子を心配するあまり受け子の大和に何度もコンタクトを図ろうとします。

電話、自宅への手紙、インターホン、ヘッドフォン、実家への電話など、そこまで執着する姿はもはや恐怖でしかないです。

最終的には大和は亡くなってしまいますが、後ろ手に縛られた状態で、井上母の手にかかったのかも知れず、霊障というには直接的すぎる怖さもありました。

この怪談の怖いポイント

この話で特に怖いのは、徐々に逃げ場が失われていく点です。

最初は電話だけだったものが、手紙、インターホン、ヘッドフォンと、あらゆる手段で侵食されていきます。

最終的には自宅という安全なはずの場所すら意味を失い、どこにも逃げ場がなくなってしまう。

つまりこの怪談は、“逃げる場所がない”のではなく“逃げる手段そのものが奪われていく”恐怖を描いています。

7話はネタバレだけでも十分に怖いですが、原作で読むと“逃げ場がなくなっていく空気感”がより強く伝わる回です。

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この記事のまとめ

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以上、【僕が死ぬだけの百物語】7話のネタバレと感想!受け子に取り憑く“存在しない母親”の恐怖という記事でした。

今回の記事をまとめると次のとおりです。

  • 今回はオレオレ詐欺の話
  • 騙した相手は亡くなった人
  • 騙す側と騙される側が逆転する
  • 徐々に逃げ場がなくなる怪談
  • 侵食される恐怖が垣間見える
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