『僕が死ぬだけの百物語』10話は、これまでの心霊系とは少し違う“生物災害系”の恐怖が描かれた怪談です。
耳の中を這い回る異物感、徐々に失われていく記憶、そして人間に成り代わる謎の存在――。
今回の怪談では、「自分自身ではなくなっていく恐怖」がじわじわと描かれていきます。
この記事では【僕が死ぬだけの百物語】10話「蝸牛(かたつむり)」のネタバレあらすじと感想・考察を紹介します。
新型カタツムリの正体とは何なのか?
そして木村の脳に起きていた異変とは、一体何だったのでしょうか。
新型の“蝸牛”に脳を侵食される恐怖を、ぜひ原作でも体感してみてください。
【僕が死ぬだけの百物語】10話のネタバレ!

まず最初に【僕が死ぬだけの百物語】10話のネタバレをご紹介します。
各話のまとめと前回までのネタバレは次の記事をご覧ください。
プロローグ
朝。
目覚まし時計の音と共にユウマくんが起きると、笑顔で10個目のお話を始めました。
第10話 蝸牛(かたつむり)
木村は朝目覚めると、自分自身の体に起こる症状に不安を覚え、耳鼻科を受診しました。
医者は事前の問診で記載された情報を確認します。
木村は三日前から耳の中でゴソゴソと音がすると言い、耳掃除も念入りに行っていましたが、昨夜にいたっては頭の方までゴソゴソしてきて、異常があるのか心配になったようです。
見つかったものは…
医者は実際に耳を確認するため、木村をベッドに寝かし、耳の中を確認します。
そこにはナメクジのようなものがいて、医者はピンセットで謎の生物を引き抜きました。
そして木村に虫のようなものがいて、取り除いたので問題ないと伝えると、ようやく木村は安心したようです。
医者は様子を見るために1週間後にまたくるようにと伝えると、木村は自宅にかえりました。
改善しない症状
家に入ると木村はまた耳や頭でガサゴソと音がして、症状が改善していないと感じていると、次は鼻水がどんどん溢れ出てきました。
鼻水には何かのかたまりと血が混じっていて、木村はネットで検索すると、新種のカタツムリが発見されていて、人間の鼻や耳から侵入すると書かれています。
さらに宿主の脳みそを捨てて空間を作り、そのカタツムリが脳みそに成り代わり人間として活動するという恐ろしいことが描かれていました。
木村は体調の悪化もあり病院に電話をすると、看護師が応対してくれますが、ネットの記事をみつけて同じ症状のため不安なことなどを伝えます。
しかし看護師は一週間後に再度診察しましょうと言い、電話が切られてしまいます。
助けを求めるも…
電話を切られた木村は大きくくしゃみをすると、口からは脳みそのようなものが吐き出されます。
ネットの記事の脳が破壊されるという情報が頭をよぎり、木村は部屋を飛び出しますが、症状の悪化からか思考はすでに曖昧になっているようです。
そこへたまたま隣人が部屋から出てくるところで、木村は助けを求めますが、頭にカタツムリが住んでいるから救急車を呼んでくれと伝えます。
しかし隣人は頭のおかしい人だと思ったようで、部屋に引っ込んでしまい、木村はその場に倒れ、口から脳みそが溢れ出てしまいました。
木村の体に起きた異変の結末は、ぜひ本編で確認してみてください。
1週間後…
木村は家を出ると、再び隣人もちょうど出るところだったようで、木村は挨拶をすると、隣人は再び部屋に引っ込んでしまいました。
あれから1週間が経過したようで、木村が向かった先は病院で、耳鼻科で再び診察を受けます。
木村の顔の目鼻口耳からは大量のカタツムリが飛び出ていて、医者はそれから体調の方はどうだと聞くと、木村は快適だと答えました。
医者と看護師も顔の穴という穴からカタツムリが飛び出ていて、それは良かったと返すと10個目の怖い話が終わります。
ユウマくんは朝早くに怪談をするのは怖さはマシかもしれないと言いますが、朝早くに起きたため、ユウマくんは眠りに落ちそうになりました。
そこへ家族の大きな呼び声があり、今日はピクニックに行くと言い、部屋を出ていきます。
【僕が死ぬだけの百物語】10話の感想や考察!

次は【僕が死ぬだけの百物語】10話を呼んだ感想や考察をご紹介します。
生物災害系の怖い話
今回は新種のカタツムリに人類が侵食されていくという、生物災害(バイオハザード)な怖い話です。
これまでにあった、心霊、あの世、ヒトコワなどの怪談とは違い、怖い話ではありますがまた違った感触が楽しめました。
もしかしたら私たちもすでに、何かに成り代わられているのかもしれません。
徐々に侵食されていく恐怖
今回、私が怖かった点は木村自身が自覚があるのに、自分の変化や症状の悪化を止められない点に、恐怖を感じました。
さらには記憶が曖昧になっていく点も、恐怖したこと自体を忘れてしまうのは、いったいどんな気持ちなのでしょうか。
作中では木村は恐怖して逃げようとしていましたが、侵食が進むにつれて“自分が侵食されていること”すら忘れていきます。
つまりこの怪談の本当の怖さは、「死ぬこと」ではなく“自分ではなくなっていくこと”なのかもしれません。
もしあなたの耳にカタツムリが侵入したならどう感じますか?
情報操作されている恐怖
次に私が恐ろしいと感じた点は、ネット記事がすぐに削除されてしまった点です。
ネットの世界は正誤問わず情報が溢れていて、全ての情報を鵜呑みにするわけじゃないですが、今回に関しては次の点が考えられました。
- 誤情報のための削除
- 陰謀論説
- 政府からの圧力説
- カタツムリに侵食された人が情報操作している
などたくさんの可能性が見えてきました。
人類はすでに侵食されている?
もし侵食されたことが誰にもわからないような状態だったら、このカタツムリには人類に勝ち目はないのかもしれません。
よくある生物災害系のお話だとゾンビなどが有名ですが、今回のカタツムリはいったいどこから侵入したんでしょうか?
一般的な小ささの軟体生物だと、なかなか気がつくことができないかもしれません。
実はすでに私たち人類ではない生物は、近くに潜んでいるのではないでしょうか。
ナメクジではないのか?
すでに気づかれた方もいるかもしれませんが、お話の中で登場する新種のカタツムリでるすが、よく見ると殻を持っていません。
これは人間の耳にある蝸牛(かぎゅう)という器官や、頭蓋骨骨自体を殻とする性質なのかもしれないです。
いずれにせよ恐ろしい存在に変わりはないんですが、いつかこんな生物が本当に出てくるかもしれません。
この記事のまとめ

以上、【僕が死ぬだけの百物語】10話のネタバレと感想!脳を破壊する新型カタツムリ?という記事でした。
今回の記事をまとめると次のとおりです。
- 今回は生物災害がテーマの怪談
- 脳に侵入し人に成り代わる恐怖
- 感染者は忘れたことも忘れてしまう
- 人類はすでに侵食されている?

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