『僕が死ぬだけの百物語』5話では、水辺で起きる不可解な怪異が描かれます。
立ち入り禁止の海岸で見た“溺れている人影”。
しかしその怪異は海だけでは終わりませんでした。
お茶、ペットボトル、そして涙。
少量の水さえあれば、どこまでも追ってくる存在だったのです。
この記事では『僕が死ぬだけの百物語』5話のネタバレあらすじと感想・考察を詳しく解説していきます。
【僕が死ぬだけの百物語】5話のネタバレ

最初は【僕が死ぬだけの百物語】5話のネタバレをご紹介します。
この作品はすでに完結しているので、100話目のネタバレはコチラ
前回のネタバレと感想や考察はコチラ
第5話 誘い水
深夜、ユウマくんは寝ていましたが、そっと起き出して5つ目の怖い話を始めました。
とある海水浴場。
そこは穴場ですが、危険なため立ち入り禁止の札が設置されている場所でした。
ケンジたちはそんなことはお構いなしに立ち入り、プライベートビーチだと楽しんでいます。
そしてケンジは何気なく目線を向けた先に、ボコボコと気泡が浮いてきていることに気が付きました。
人が溺れていると思ったケンジは急いでその場所へ向かい、助けようとしたところ水の中の人はケンジを水中へ引きずり込もうとします。
一緒に来ていた山崎とカナエは、急いでケンジのもとへやってきて、ケンジを必死に救出し、3人とも陸地へ上がりました。
ケンジはさっきの人はと聞きますが、山崎とカナエによると人なんて誰もいなかったと言い、海を後にします。
水辺に出るモノ
海を出てから食事のために訪れた食堂でも、ケンジは確かに人がいたはずだと言い、山崎とカナエはあまり真剣に聞いていません。
そこへ食堂の店主がやってきて、ケンジへ見てしまったかと言い、近くの立ち入り禁止の砂浜で、人が溺れているのを見たという人がたまにいることを教えてくれます。
心中しようとしたカップルの女性だけが生き残ってしまい、男性は今も相手を引きずり込もうとしている噂があるようです。
そして店主は一度目をつけられるとしつこいので、水辺に気をつけろと去っていきました。
水に映るモノは?
山崎とカナエはケンジを励まし、カナエはお茶に手を伸ばすと、そこには海で見たものと同じ気泡がブクブクと浮かんでは消えています。
ケンジは恐怖のあまり椅子から転げ落ちると、山崎が心配して手を貸しました。
しかしケンジには山崎の声が届かず、視線の先にいるはずのカナエが消えていました。
食堂を出てケンジは自分の代わりにカナエが連れて行かれたと訴えますが、山崎は真剣に取り合わずカナエに電話をかけたり周囲を探そうと提案します。
あまりにも恐怖を露わにしているケンジへ、水でも飲んで落ち着けとペットボトルを差し出すと、そこにも海で見たモノが潜んでいました。
ケンジは車に逃げ込み、山崎は次の瞬間に水の中に取り込まれてしまいます。
逃げ延びた先で
立て続けに2人を失ったケンジは水のない場所を探して、山道を走ります。
そしてかれこれ山崎が連れ去られてから6時間が経過し、車内にも水はありません。
そしてしばらく車で走っていると、ケンジは消えた友人を思い、涙が溢れてきてしまいます。
涙はとめどなく流れてハンドルに水滴を作り、
そこからまた、あの海から来たモノが現れて、ケンジも連れ去ってしまいました。
5つ目の話が終わりユウマくんはそっと席を経ちますが、足がイスに当たって音を立ててしまいます。
すると廊下から誰かがユウマくんに声をかけ、ユウマくんはトイレに行くと言い、5話目が終わりました。
【僕が死ぬだけの百物語】5話の考察や感想

ここからは【僕が死ぬだけの百物語】5話の考察や感想のご紹介です。
水辺に出るものの怖さ
出会ってしまうと、確定でどこまでも追いかけてくる存在というのはとても怖い存在です。
元々は心中に失敗した女性を求めてのことだったと思うんですが、なぜ出会ってしまう人全てを引きずり込もうとするのか謎は残ります。
さらに取り込まれた人はどこへ行くのか?
ケンジは涙でできた水滴、山崎はこぼれたペットボトルの水、カナエは食堂のお茶など、少量の水からでしたが、助かる方法などあるのでしょうか。
もし外伝があるならこの怪談のルーツなんかも深掘りしてほしいなと思いました。
水はどこにでもある
ケンジが車を走らせ、山深くを走行しているシーンでは、水のないところを探していました。
日本は川や海に接している場所が多く、水が豊富です。
こういう水にまつわる怪談は日本に多く見られますが、今回のように目をつけられたら水辺に近寄れない怪談は、追われる怖さもありますが、逃げ場のない怖さも同時に味わうことができますね。
この怪談の語り部がわからない
【僕が死ぬだけの百物語】では今回のような、体験者が全員行方不明になるような怪談が多くあります。
お話が進むとさらに陰惨な最後を迎えた人もいますし、どうやって入手したのかわからない怪談も多くありました。
つまりこの百物語には「語り手」が存在しない怪談が多いということになります。
それは誰が集めた怪談なのかという、新たな謎にもつながっていきます。
他の怪談については以下の記事でまとめています。
ユウマくんの態度の違和感
第5話の最後、夜中ということもあり物音を出したことで、家族が声をかけてきました。
通常、家族に対してはフランクに話したり、ユウマくんの年頃なら、甘えた感じで話しそうなものですが、ユウマくんは家族に敬語で話しています。
実はこの違和感は、後の百物語で重要な意味を持つ伏線になっています。
気になる方はぜひ、原作も読んで体感してください。
この記事のまとめ

以上、【僕が死ぬだけの百物語】5話のネタバレと考察や感想!水に近づけない恐怖という記事でした。
今回の記事をまとめると以下になります。
- 今回は海の怪談
- 心中した男性が怪異化
- 水はどこにでも存在する
- だからこそ逃げ場がない
- 少量の水でも引きずり込まれる
- 体験者は全員引きずり込まれている
- ユウマくんと家族の間の違和感
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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