今回は【誰かが描いた漫画】の考察と感想、各話のカンタンなあらすじをご紹介します。
中古のパソコンに入っていた謎のデータ。
そこには購入者の知らない、漫画のデータが入っていました。
果たして一体どんな漫画が描かれていたのか?
それでは【誰かが描いた漫画】の考察と感想!怖い漫画は誰が描いたのかに迫っていきます。
【誰かが描いた漫画】とは?

まず最初に【誰かが描いた漫画】についての情報をまとめていきます。
ちなみに2025年9月現在も連載中の作品です。
- 作品名:誰かが描いた漫画
- 作者:子守ヒキ
- 既刊:1巻(2025年9月現在)
- ほかの作品:カミガカリ
この物語は作者である子守ヒキ先生が作業用に、パソコンを中古で買ったことから始まります。
そのパソコンは中古とはいえ、初期化されていたはずですが、デスクトップにフォルダが1つだけあり、そこには子守ヒキ先生の作風と瓜二つの漫画が描かれていました。
そこで子守ヒキ先生は、中古パソコンに入っていた、漫画作品を公開することにしました。
【誰かが描いた漫画】の考察

次は【誰かが描いた漫画】の考察を行なっていきます。
あくまでフィクションなのか?
まずこの作品は第1話で注意書きとして、フィクションということが書かれています。
そして1話の終わりにもフィクションだとサイド描かれていました。
そのあとには関係者への許諾や、原稿を閲覧したことで、起こることへの責任について言及されています。
漫画の作者は本人の可能性?
絵柄が瓜二つと作者の子守ヒキ先生は語っていますが、実は本人が漫画を書いて、障りがあったのでパソコンを売りに出したということはないでしょうか?
そして先生はひどい記憶だったため、その記憶を封印している…なんてことはあるかもしれません。
もしこれが事実であればとても面白いですよね。
なぜ公開することにしたのか?
そもそも第三者が書いた、自分そっくりな絵柄の作品を公開する理由ってなんなのでしょうか?
漫画を子守ヒキ先生自身が描いていないようですが、なぜ後悔するのか…
何かを伝えたいのか、この作品を広めたいのか?それとも違う目的があるのか…今はまだわかりません。
子守ヒキ先生は行方不明?
第7話で後書きがありましたが、子守ヒキ先生は作品内で連絡が取れなくなっているようです。
これが本当だとしたら大問題ですが、作品内の子守ヒキ先生は一体どこへ行ってしまったのか、13話現在までで明らかになっていません。
作者自身のことなのか、中古パソコンの漫画の作者のことなのかどちらなのでしょうか?
【誰かが描いた漫画】の感想

次は【誰かが描いた漫画】の感想をご紹介します。
個人的に好きなホラー作品
【誰かが描いた漫画】の全体の感想としてですが、心霊だけでもヒトコワだけでもないホラー作品として、とてもいい作品でした。
どの作品にも理不尽さや唐突に遭遇しそうな感じがあって、1話ごとに内容も違うオムニバス形式なので、飽きずに読み続けられます。
モキュメンタリー風作品?
作品は子守ヒキ先生の体験談風のホラー作品ですが、映画などでよくあるフィクションだけどドキュメンタリー形式採用している感じだと思います。
誰かの描いた漫画自体は掲載を続けていますが、徐々に終わりや破滅、もしくは漫画を描いたのは誰かわかるのでしょうか。
中古パソコンの謎
中古パソコンを買ったことから始まった物語のようですが、果たしてパソコンは本当に中古だったのでしょうか?
前の持ち主を知る術はないと思いますが、誰なんでしょうか?
この辺もぜひ解き明かして欲しいですね。
似ている作品は…
今回の作品を読んで、いくつか似た作品を思い出しました。
いずれもおすすめホラー漫画なので、ぜひご覧ください。
・僕が死ぬだけの百物語
・コワい話は≠くだけで。
ご紹介した2つの作品はすでに完結済みのため、よければ電子書籍で実際に読んでみてください。
【誰かが描いた漫画】の各話紹介

次は2025年9月現在までに公開されている各話のタイトルとカンタンな概要をお伝えします。
第1話:見てはいけない顔
最初のお話で、みたら死ぬと言われている呪いの動画を探す友人。
本当に呪いの動画を見つけてしまい、友人は自ら命を絶ちました。
後日、亡くなったはずの友人から、メッセージでURLが送られてきて…
第2話:隙間
集合住宅のポスト…その中でも305号室のポストが、ナオさんがどうしても気になったのが全ての始まり。
その日から隙間という隙間から何かが覗いていますが、それはもしかしたら隙間から出ようとしている?
意を決して305号室に向かったら…
第3話:歯
自宅で何かを踏んだようで、Tさんが足を退けるとそこには誰かの奥歯?
自分の歯でも家族の歯でもないようでしたが、食事中に違和感を感じ、吐き出すと無数の歯が出てきました。
妹は深夜に薄笑いを浮かべ、焦点の定まらない目をした兄を見かけて…
第4話:バスルーム
ホテルに着いた青年は、風呂の横に貼られた注意書きに疑問を持ち、ホテルのフロントで質問をします。
なぜ「浴槽に水をためてはいけない」のかと…
その理由はわからず、青年は思いつきで浴槽に水を張ってしまうと…
第5話:絵日記
小学3年生の少女の絵日記。
夏休みの始まりから描かれていて、ほのぼのした雰囲気は、徐々に不穏な内容に変わっていきます。
そして少女の名前は未解決事件と一致していたようです。
第6話:ダイレクトメッセージ
SNSで趣味のアカウントを作った少年は、同じ趣味の人たちと交流を楽しんでいました。
ある日、スパムのような悪質なDMが届き、無視しますが、それでもDMが届き続けます。
それからしばらくして、知らないアカウントからURL付きのメッセージが送られてきて…
第7話:近況報告
作者の子守ヒキ先生の近況。
中古で購入した漫画作業用のパソコンから、午前3時22分になると、異音がするようになりました。
パソコンの中を掃除しようとして、パソコンのパネルを開けるとそこには…
第8話:喜劇
女性はその日、暇を持て余しいつも行っている、ミニシアターに足を運びました。
マイナー映画を楽しもうと、シアターに入るとそこはほぼ満席。
映画が始まるとスクリーンにはどこかでみた覚えのある人物が…
第9話:飛蚊症
サヤは視界に糸クズのようなものが見え、それが飛蚊症ということを知りました。
その視界の糸クズは、サヤの見ている人に集中し、顔を埋め尽くし始めます。
するとその人が急に倒れ込み…
第10話:電車
地下鉄のホームで電車待ちをしていたリコは、後ろから誰かの突き飛ばされますが、後ろには誰もいませんでした。
別の日、向かいのホームには姉の姿があり、遠方で暮らしているはずなのにと、リコは可笑しく思います。
姉は線路に落ち、コチラをみながら言いました…
第11話:ファミレス
ファミレスで昼食を取ろうとした青年は、スマホで食事を注文します。
目の前に来たのは驚くほど黒い、食べ物には見えない何かでした。
青年は意を決して、その真っ黒な食べ物を一口食べてみました。
第12話:かゆい
娘のノアを呼びに来た母は、ぬいぐるみがかゆいと言っていると言い、ぬいぐるみをかいている、高校生の娘を少し不気味に思います。
娘は食事の時もぬいぐるみをかいていて、無理に奪うと火がついたように怒り出しました。
ある日、母はぬいぐるみをそっと隠したら…
第13話:代理
趣味で絵を描く青年は、たまに依頼を受けて絵を描いていました。
HKと名乗る依頼者は追加報酬と共に、次の依頼の連絡もしてきます。
徐々に高額になる追加報酬をもらった青年は…
この記事のまとめ

以上、【誰かが描いた漫画】の考察と感想!怖い漫画は誰が描いたのか?という記事でした。
今回の記事をまとめると、以下になります。
- 物語はオムニバス形式
- 中古パソコンに残っていた漫画を公開している
- 漫画は作者と瓜二つの作風
- なぜ漫画が残っていたのか不明
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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