今回は小説からメディア化した作品【嫌われ者の公爵令嬢】のネタバレと感想、公爵令嬢が嫌われた理由について迫っていきます。
なぜ彼女は言われもな悪役令嬢と呼ばれるようになったのか?
主人公オーティリエと、彼女を執拗に嫌う周囲の人たちの結末もご紹介します。
それでは【嫌われ者の公爵令嬢】ネタバレと感想!なぜ公爵令嬢は嫌われているのかについて迫っていきます。
【嫌われ者の公爵令嬢】のネタバレ紹介

まず最初に【嫌われ者の公爵令嬢】についてネタバレ含め紹介していきます。
嫌われ者のオティーリエ
物語の主人公 オティーリエ・シェフィンコは公爵家の長女。
初めて参加したパーティーで、周囲の貴族令嬢たちに拒絶されました。
それは身に覚えもあることでしたが、その出来事がきっかけで自分のワガママさに気がつき、オーティリエ自身の態度を改めます。
その結果、家の侍女たちはオーティリエの努力を認め、関係を改善しました。
性格が変わっても周囲は変わらず
性格は改善してもなぜか周囲の態度は変わらず、道でぶつかれば悪態をつかれ、実の兄でさえ家族の言葉を聞かず、オーティリエとは仲良くしないように周囲に吹聴するほどでした。
その反面、公爵令嬢という身分を隠して街に繰り出したオーティリエは、同年代の子どもたちと打ち解け、たくさんの友達を作ることができ、街では公爵令嬢ではなく、一人の女の子として過ごせています。
夢は平民に
幼少期から10年。オーティリエは相変わらずの状況で、生まれ育った街から離れ、学園生活を送ることになります。
3年間の学園生活はオーティリエにとって憂鬱で、彼女は婚約者をつくらずに、平民生活を目指して学園生活に臨みます。
ここまでが、幼少期から学園生活を送るまでのお話です。
【嫌われ者の公爵令嬢】が嫌われた理由

次は【嫌われ者の公爵令嬢】の嫌われた理由について、小説版からご紹介します。
まだ漫画版未登場の情報などもありますので、読む際はご注意ください。
異世界転生者が原因
オーティリエが嫌われる原因となった公爵令嬢 ルイーゼ・ミッシェルン。
次期王妃として最も影響力のある、美しい金髪が特徴の『妖精姫』とも言われる女性です。
彼女は実は転生者で、オーティリエのことを悪役令嬢と言い、ことあるごとに周囲にオーティリエに関わらないように仕向けました。
それはオーティリエの性格や行ないを見たものではなく、ルイーゼだけが知っている情報に原因がありました。
この世界はゲームではない
ルイーゼは先ほど転生者であると書きましたが、この世界についてもすでに知っていました。
ルイーゼが生まれたこの世界は乙女ゲームの世界と同じだったようで、人々はゲームと同じように振る舞う者だと、変わることができないと信じて疑わなかったようです。
その結果、オーティリエにあらぬ疑いや冤罪をかけ、身分制度の確立した世界で、上の立場の者が周囲にどのような影響を及ぼすか、わかっていたはずなのに変えられなかったようでした。
最終的にルイーゼをはじめとする周囲の人間は、立場を失ったり後悔をいつまでも胸に抱え続ける状況になります。
卒業パーティーですべてがひっくり返る
それでは一体いつ、大どんでん返しが起こるのかというと、事件は卒業パーティーで起きます。
私は漫画版→小説版へと移ったので、漫画版ではまだ詳細が違うかもしれませんが、交換留学生として隣国から来ていたイフムートという王族の男性と結ばれます。
【嫌われ者の公爵令嬢】の結末

次は【嫌われ者の公爵令嬢】の結末についてご紹介していきます。
オーティリエは隣国で幸せになる
やっと周囲の誤解が解けたオーティリエ、学園で知り合いルイーゼのせいで、王族や貴族に付きまとわれたナーテは、共に隣国のクレバス王国へ移り住むことになりました。
2人だけではなく、オーティリエの両親、オーティリエの生まれた街の領民、下級貴族など、多くの人々が今回の王族と公爵の失態で、求心力を失ってしまいます。
今後、バーシェイク王国が元の状態に戻るのかは、2025/11/09時点では明らかにされていません。
オーティリエを苦しめた者の末路
本編ではオーティリエが隣国へ移り住み、終わりとなっていますが、小説版では番外編として兄のメーシーやルイーゼのその後について描かれています。
オーティリエの兄、メーシーは公爵家を継いで王国に残り、そこで結婚後に娘ができますが、いまだにオーティリエへの罪悪感を胸に抱え暮らしています。
王太子 アロイージは、王太子の座を返上し、ルイーゼと共に辺境へ移り住みました。
ルイーゼはアロイージに囲われてその後の人生を過ごすことになります。
第二王子のツィアーノは辺境伯の元で騎士として働き始め、周囲から冤罪にかけた第二王子という軽蔑の眼差しを受けながらも、後悔と懺悔を胸に刻みいきていくことを決意しています。
【嫌われ者の公爵令嬢】を読んだ感想

次は私が【嫌われ者の公爵令嬢】を読んだ感想になります。
こういう異世界作品もアリ
異世界系作品やファンタジー作品が多い昨今ですが、この作品は新しい切り口で面白かったです。
なぜ嫌われ者になってしまったのかや、周囲が盲目的にルイーゼを信頼してしまった部分は、物語の後半というかほぼ最後に明かされることになりますが、小説自体が短編なので、漫画版と合わせて楽しく読むことができました。
まさかの異世界転生者が、最終的に不幸になる展開は斬新で、ルイーゼにもっとこう…うまくやれよって感想を抱きます。
最終的に幸せになってよかった
オーティリエは最終的には幸せになりましたが、幼少期から10年以上も周囲に悪いように言われながら、耐え忍んで生きていましたが、ハッピーエンドで終わりました。
いわゆる「ざまあ」みたいな展開ではありますが、本人は許すつもりもなく、自分と慕ってくれた周囲の人間と幸せになる大人な対応をしている点も良かったです。
人は変われるもの
【嫌われ者の公爵令嬢】の1番の元凶であるルイーゼは、この世界はゲームと同じだと決めつけていたことや、自分自身が転生して、前世の記憶でさまざまな業績を立てたことで、自分が間違うはずがないという錯覚に陥ってしまったようですね。
ルイーゼを絶対に手放さない偏愛のアロイージに囲われ、後悔の中で生きるというのは想像ができませんが、少なくとも最初から人として向き合うことができれば違う結末もあったかもしれません。
この記事のまとめ

以上、【嫌われ者の公爵令嬢】ネタバレと感想!なぜ公爵令嬢は嫌われているのか?という記事でした。
今回の記事をまとめると以下になります。
- 漫画版はまだ連載中
- 小説では結末が読める
- ハッピーエンドになる
- 新たな切り口の異世界作品
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント