【ダークギャザリング】最新70話のネタバレと感想！ついに過去編完結！

今回は【ダークギャザリング】最新70話のネタバレと感想をご紹介します。

ついに生まれてしまった卒業生プロトタイプ 0期生。

果たしてまだ経験の浅い夜宵は、卒業生を制御できるのでしょうか？

それでは【ダークギャザリング】最新70話のネタバレと感想、ついに完結する過去編についてご紹介します。

【ダークギャザリング】最新70話のネタバレ！

まずははじめに【ダークギャザリング】70話のネタバレをご紹介します。

前回までのネタバレと感想は以下の記事をご覧ください。

第70話 零/䨺龘（ぜろ/たいとう)

前回、死神の標的になった幸子を助けるべく、死神に立ち向かう術を探していた夜宵は、霊同士を共食いをさせて強化させ、数多くの死神を共食いさせて特殊な死神を作りました。

残った死神を一網打尽にするべく、旧病棟の地下の一室に普通の死神を誘き寄せ、特異個体と化した死神を解き放ちます。

いずれ訪れる空亡を倒すためにも、特異個体化した死神を回収する目的もあったようです。

そしてすべてが終わった頃、地下室の扉を開けるとそこには、すべての死神を吸収し1つの個体に統合され、異形と化した死神がいました。

その姿は天使の様にも、死人の様にも、虫の様にも見え、存在感だけで空気がビリビリと震えている様でした。

対峙する死神と夜宵

夜宵は冷静に死神を見つめ、異形と化した死神が放つ空気を肌で感じつつも、姿が変貌したらどんな霊現象も変化するのかと様子を見ていました。

死神は二つの目で夜宵を見つめ、顔と思しき場所が回転しカチッと音を立て、次の瞬間に一回転し、何かがハマったようなゴキっという鈍い音を立てます。

その挙動に夜宵は寒気を覚え、何かの口腔内が連想され、噛み潰される映像が流れました。

手に握っていた身代わりの形代のうち、『目をえぐる看護師』のものが弾け飛びます。

死神はなんの感情も表に出さず、口の周りについた血液のようなものをなめとり、先ほどまでは首から下は虫のような姿でしたが、女性のような姿へと変化しました。

次なる手は？

夜宵は死神の攻撃を冷静に観察し、状況を分析した結果、攻撃と吸収を同時に行なったと結論を出します。

幸子は死神の顔が一回転する間に見つめられ続けていると死ぬ呪いだと夜宵に伝え、夜宵も同意しました。

今回の勝利条件は身代わりが尽きる前に封印することが条件で、夜宵は陽動役で幸子が封印役を受け持つことが決まります。

早速行動を開始した夜宵ですが、死神はその場を動くことなく、両手が伸びたかと思うと、その手が自在に伸びて夜宵の目を狙ってきました。

死神は吸収した霊の特性も使うことができるとわかりますが、首も同時に回転を始めています。

『目をえぐる看護師』の攻撃を避けた夜宵は、身代わりの形代が震えていることに気がつき、『非モテ小僧』の霊がなんの命令もなく、死神に立ち向かっていき、そこに疑問を持ちました。

死神の攻撃が成功すると、身代わりに入れられている霊が死んでしまい、それは嫌だということで夜宵に協力し始めたことがわかります。

封印の手がかり

『非モテ小僧』は死神に立ち向いますが、あっさりと吸収されてしまいますが、幸子は封印の手がかりを絶えず探し続けていました。

死神の足元には、死神が封印されていた形代があり、シルバーコードという幽体離脱などで霊体が体から出ると、霊と肉体を繋ぐ紐で繋がれていることに気がつきます。

形代に入れられた霊も幽体離脱と似たような状態になるのであれば、幽体離脱した魂をもとに戻す方法を試すことにしました。

幽体離脱した魂の戻し方は、肉体へのショックや自らの意思で戻ることがあるようで、吸収した霊に効いた塩を形代にかけ、効果を確認します。

死神に塩は効きませんが、吸収した他の霊には効いたようで、弱体化に成功しますが、塩だけではまだ決定打に欠け、死神はまだ夜宵の姿をその目に捉え続けていました。

ついに3体あった身代わりの形代がすべてつき、塩で弱体化した死神の霊の部分すら回復されてしまいます。

幸子の追撃

幸子の攻撃から回復した死神は、ついに動き出し、宙を舞うようにジャンプすると、夜宵の顔を両手で掴み至近距離から視線が外れないようにロックしました。

その様子を見た幸子はあせり、塩の袋に形代ごと突っ込みます。

すると死神以外の霊の部分は消えますが、まだ死神の呪いは発動が止まりません。

幸子はさらに注連縄を巻き、塩の袋を床に叩きつけます。

塩と注連縄でようやく死神は動きを止め、なんとか封印することができ、夜宵と幸子はその様子を言葉を失い見ていました。

しかし封印をしてもまだ、完全に押さえつけることはできないようで、物理的に隔離するしかないと地下の部屋を出て、バリケードを設置し立ち入り禁止の札を立てかけます。

これでようやく死神の脅威から逃れることができましたが、夜宵は戦力が整えば回収に来ることを考え、今回のことは貴重な知識を得たと子どもらしからぬ感想を抱きました。

やっと一息

旧病棟から入院している病棟に移動し、幸子は飲み物を買いながら、あれだけいた死神がいなくなったことに気が付きます。

夜宵へココアを差し出した幸子は、夜宵にイカれたガキだと伝えますが、そのおかげで助かったと感謝も伝えました。

夜宵はモノローグで今回経験したいくつかのことで、例に関しての知識を整理します。

• 霊同士は食い合うことで強化される
• 強化の果てには進化に至ることがある
• 霊は身代わりに封印できる
• 身代わりに封印した霊は自衛のために持ち主を守る行動をとる

身代わりの形代に霊を封印し、複数の霊を所持することで、相互監視の状態になって、霊が叛逆できない状況を作れないかという課題をクリアすることができました。

幸子のその後

胃がんで入院していた幸子はその後、手術を成功させましたが、別のところにも腫瘍が見つかり、最期を穏やかに過ごすための緩和ケア切り替えました。

死神を排除することは余命を延ばすこととイコールではないとわかり、夜宵は残された時を幸子と共に過ごすことにします。

幸子は残り少ない時を使い、同じ霊が視える体質の夜宵へ多くの知識を伝え、最期の時が訪れます。

霊媒体質の人間だった幸子は辛い思いもたくさんしてきたようですが、人生の最後に幸せものだったと伝え、夜宵も幸せになるんだと言葉を残し逝ってしまいました。

寶月家に迎えられる夜宵

幸子の死から1週間後、夜宵もリハビリ期間を終え、詠子とその両親に夜宵は迎えられました。

夜宵は詠子の父に、もともと夜宵が住んでいた家はどうなったのか聞きます。

詠子の父は回答に困って、オブラートに包んだ言い方をしましたが、夜宵は気遣いの感謝を伝え、現実的なところはどうなのか問い直します。

夜宵の父は近いうちに夜宵たちが過ごした家は、他の人が住むことになるかもしれないという事実を伝えました。

夜宵はその言葉を受け入れ、父と母の墓があるのなら連れて行って欲しいと頼みます。

父との再会

事故からはすでに49日以上経過していて、夜宵はもう父には会えないかもしれないと、冷静に事実を受け入れていました。

そして寶月家の墓前に到着すると、そこには49日を超えてもその姿を保った父の姿を見つけます。

しかし母はおらず、意識が途絶える中で見た光景は、夢ではなく現実だと思い知らされました。

父は夜宵を抱きしめますが、霊体である父の手は夜宵をすり抜け、夜宵も父へ抱きつこうとしますが、その手は空中を漂っています。

夜宵は生前の父との触れ合いを思い出し、目からは涙が溢れ出しました。

感情が鈍化したと考えていた夜宵の心にも、怒り以外の感情は確かにあったようで、涙は溢れ続けます。

ようやく『死別』というものを身をもって実感した夜宵は、作中で見せたことのない、感情が溢れた悲しい表情で泣き出し、生き残った自分自身が母を取り戻すと決意を新たにしました。

再び現在へ

すべてを語り終えた夜宵は、長い話に付き合ってくれた詠子たちに感謝を伝え、父にまた来るという別れの言葉を告げて去っていきました。

そして必ず母を連れてくるとも父に伝えますが、夜宵の父は自分や母のために、夜宵の未来を使わなくていいんだと考えていて、健康に元気に育ってくれればいいと、膝をついて泣いているように見えます。

夜宵は墓前を後にしながら、涙はすべて墓前の花に吸わせたと決意を新たにしました。

空亡を倒すこと、母を取り戻すことの先にしか、自分の未来はないというような固い決意をした顔を覗かせます。

そして新章に向け歩き出し70話が終わりました。

【ダークギャザリング】最新70話の感想！

次は【ダークギャザリング】最新70話を読んだ感想を書いていきます。

あくまで個人の感想なので、違うご意見などはコメント欄でお待ちしています。

ダークギャザリングビギニング 完

いや〜〜〜〜68話からの夜宵の過去編がついに終わりましたね。

個人的にはこの3話で映画1本できるんじゃないかというくらい濃密だと思いました。

他にも登場していない卒業生がいますが、今回の過去編だけでも結構な情報量でしたね。

卒業生プロトタイプ凶悪過ぎ

今回わかった特異個体 死神の能力ですが、これは凶悪すぎませんか？

顔が一周したら相手が即死するとか、霊に使った場合には即時に吸収して、相手に能力を行使できるなんて、ちょっと今までの卒業生と異質すぎる気がします。

他の卒業生は固有の能力を使用、昇華させることはありましたが、もし死神を敵に使った場合、相手の能力を吸収してしまうので、封印すること自体難しくなってしまうのではないでしょうか？

卒業生については以下の記事でまとめているので、よければご覧ください。

幸子のファインプレーがさすが

今回の主要キャラクター 幸子ですが、胃がんで余命いくばくもない中、自分の人生経験を含めフル活用して封印することができました。

これはまだ霊が見え始めたばかりの夜宵には、できなかったことかもしれません。

すべては偶然かもしれませんが、結果的にすべて夜宵の学びになり、今に繋がっていることから、師匠としての側面でも夜宵に大きく影響を及ぼしたように思います。

霊媒体質だからこそ紡いだ縁

孫ほどの歳の差の幸子と夜宵ですが、作中では霊媒体質だからこそ縁がつながり、知識や経験を共有することができました。

幸子の過去は周囲には疎まれ、性格も歪んでしまったようですが、満足のいく人生とは言えないかもしれませんが、幸せな終わり方だったように思います。

人は生まれるといつか死ぬものかもしれませんが、身近な人の死に敏感な夜宵にとっては、痛みを伴う経験にもなったかもしれません。

夜宵も人の子

ダークギャザリングで初めて夜宵が子供らしい姿を見せた70話ですが、私も思わず涙腺がゆるみました。

人はどれだけ鈍感になったと言っても、感情は必ずあると思いますし、心のどこかにいろんなものが詰まっていたり、蓄積していくものだと改めて思います。

夜宵は涙と共に改めて決意を固めたように思いますが、夜宵の父は娘の健康で元気に育ってい未来を願っているようですね。

父はなぜ現世に残っているのか

幸子の話によると霊というのは49日で消えるという話でしたが、なぜ夜宵の父は現世に残っているのでしょうか？

もしかしたら夜宵や母への思いが強すぎて、成仏できないのかもしれません。

他には墓地というのは、霊にとって家みたいなものなので消えることがない可能性もありそうです。

あとは考えたくないですが、実は他の霊を捕食しているなんてことは、考えたくないですね。

夜宵の決意の固さが怖い

70話の最後の夜宵はまるで、自分の未来は復讐を成し遂げた先にしかないようなモノローグで、暗い覚悟を決めたような顔をしていました。

小学生の女の子がするような顔ではないですし、私も夜宵の父の意見に大賛成です。

しかしすでに夜宵の心は決まっているため、動かすことも難しそうですね。

ダークギャザリングの最終回については以下の記事で考察しています。

この記事のまとめ

以上、【ダークギャザリング】最新70話のネタバレと感想！ついに過去編完結！という記事でした。

今回の記事をまとめると以下になります。

• 卒業生プロトタイプはヤバい
• 封印しても安全ではない
• 幸子は幸せな最期を迎えた
• 入院期間で現在の夜宵が形成された
• 時は現代に戻る

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。