今回は【ダンダダン】に登場する妖怪や宇宙人を一覧にまとめてご紹介し、元ネタなども含め解説しています。
アニメ化もしていて人気絶頂の【ダンダダン】ですが、あなたのお気に入りの怪異やUMA、宇宙人が見つかるかもしれません!
それでは【ダンダダン】妖怪や宇宙人の一覧まとめ!名前や元ネタを徹底紹介をスタートします。
【ダンダダン】とは?
- 作品名:ダンダダン
- 作者:龍幸伸(たつ ゆきのぶ)
- 出版社;集英社
- 連載:少年ジャンプ+
- ジャンル:オカルト、怪奇、バトル、アクション
あらすじ
綾瀬桃は、身も心も高倉健のような男性がタイプの女子高生。失恋の傷心中に、オカルト好きな同級生をかばったことから、オカルトの世界に巻き込まれることに。桃とオカルト少年(オカルト君)は、幽霊派と宇宙人派で対立し、それぞれのスポットに出向くことに。
幽霊スポットにて、オカルト君の前に現れた老婆は「ターボババア」と呼ばれ、彼を呪いにかけようとする。オカルト君を助けるため桃が駆けつけるも、彼女も危機に陥り、宇宙人セルポ星人に捕まってしまう。
ターボババアがオカルト君に憑依し、セルポ星人と対峙。追い詰められるが、桃の祖母の教えにより念動力が開花し、セルポ星人を倒すことに成功。幽霊とUFOの論争は決着せず、2人はトンネルへと向かうことに。
極限の状況を共にした桃とオカルト君は、少しずつ絆を深めていく。そして、2人の間に新たな恋が芽生え始める予感がする物語です。
【ダンダダン】の言葉の意味などは以下の記事で考察しています。
【ダンダダン】妖怪や宇宙人の一覧まとめ!
次はダンダダンに登場する妖怪や宇宙人の一覧をまとめてご紹介!
妖怪や都市伝説、UMA、宇宙人など幅広くオカルトな存在が登場するので、可能な限り元ネタなどもお伝えします!
都市伝説の霊や妖怪たち
ジェットババア
まず最初に登場するのは第1話から現在まで活躍する、有名な都市伝説 ジェットババアです。
作中ではオカルンこと高倉健に憑依して、そのスピードを活かした戦闘をします。
都市伝説の概要
登場年代不明
高速道路、トンネル、峠道などを車で走っていると、突如現れる老婆。
登場パターンとしては100km近くで走っていると、窓をコンコンと叩かれ、ジェットババアの存在に気がついたり、サイドミラーに映ったりと登場の仕方にバリエーションがあります。
ジェットババアの速度にもばらつきがあり、遅いものでは走っている老婆に自転車で逃げ切った話や、高速道路で140kmでも追いつき抜かれたなど様々です。
あまり実質的な被害はないようですが、スピードを出しすぎて、事故を誘発させるなどという話もありました。
私が子供の頃からある都市伝説で、ジェットババアと首なしライダーが当時のオカルト界の2大巨頭でした。
アクロバティックさらさら(アクサラ)
白鳥愛羅を狙っていた霊ですが、作中ではすでに成仏済みの霊になります。
成仏後も瀕死の重症を負った愛羅が、アクロバティックさらさらのオーラを取り込んでいるので、オカルンのように能力を使い怪異や宇宙人と戦う仲間になりました。
都市伝説の概要
2008年9月にネット掲示板である通称2chのオカルト掲示板で語られ話が元ネタです。
福島のマンションの駐車場で目撃されました。
180cmの塀より大きく、うすら笑いを浮かべながら書き込み主の前を横切っていきます。
長身、長い黒髪、全身赤い服、ツバの大きな帽子をかぶっていて、マンションの屋上から飛び降りて地面スレスレで消える、電車の前に突然現れるなどアクロバティックな行動や、さらさらした黒髪から『アクロバティックさらさら』と言われているようです。
妖怪高女とも八尺様言われているようですが、その真相は謎のままです。
ちなみに大阪の泉の広場にも赤い女の噂があり、当時大阪に住んでいたのですが、バイト先があり頻繁にその近辺に足を運んでいたのですが、私は会うことがありませんでした。
邪視
円城寺仁、通称ジジにまとわりつく怪異。
作中では邪視の由縁は、ある子供が忌み子だったのか他の子供と隔離され、火山の噴火を鎮めるため人柱にされてしまいます。
死後もその場所では人柱の習慣が残っており、人柱になった子供の霊や怨嗟を取り込み、邪視となってジジに憑依しオカルンたちと敵対し、ときには共闘します。
都市伝説の概要
N県での出来事が有名な話。
とある少年とその叔父がアウトドアを楽しんでいて、望遠鏡で自然を観察していると、山の中に人影が見えました。
真冬の山なのに全裸で頭もツルツルの人間が、踊りを踊っているようで、その顔は1つ目の奇形な人だとわかります。
少年はそのナニカと目が合ってしまい、目が合った瞬間、叫びをあげ涙が止まらず死にたい欲求が湧き出て半狂乱になってしまいました。
少年の叔父によると、そのナニカは邪視とといい、山に存在する奇妙なことの1つであると説明されます。
邪視は民謡のような歌も歌うようで、聞いた者は、この世の何もかもが嫌になるような気持ちになるようです。
もし邪視に出会ってしまったら、邪視の興味を失わせることや他に移すしかないようで、邪視の撃退には糞尿や正気などの不浄なものが効果的なようです。
できればクマと並ぶ、山で出会いたくないものの上位に入る存在ですね。
邪視を遠くから見た場合にはサングラスなどの視線を遮るものを使うなども効果的なようです。
山は女神、川は男神がいらっしゃると聞いたことがあり、山で遭難した男性が全裸になると、山から帰れるという話を聞いたことがありますが、もしかしたら邪視も関係あるのでしょうか…
アガリビトという存在も聞いたことがあり、山には怪談や伝説がたくさんありますね。
人体模型
学校によくある人体模型が動き出す噂が怪異として動き出したもの。
男性型と女性型があり、ダンダダンの作中では2人は恋人同士で夜な夜な学校を抜け出しては、桃の家に通っているようです。
怪談の概要
どこの学校にもあるような学校の七不思議にまつわる怪談。
学校によっては夜中動き出す話や襲われる話など、地域ごとにバリエーションがあります。
七不思議のすべてを知ってしまったら、神隠しにあったりこの世から消えてしまうという話は本当なんでしょうか?
音楽室の動く肖像画
ベートベンやモーツアルトなどのクラシック音楽界の偉人の肖像画が、音楽室に飾られている学校も多いと思いますが、その肖像画が夜中に動き出すという怪談。
学校の七不思議にもなっていて、ダンダダンではオカルンと愛羅の特訓相手として、2人で共闘し撃破しました。
怪談の概要
どこの学校にもあるような、学校の七不思議にまつわる怪談。
学校によっては夜中にピアノを弾いていたり、顔が動く、目が動くなどバリエーションがあります。
口裂け女 かしまれいこ
モモがバモラと共に学校に行く際に通った近道の廃墟に定住していた体高数mある霊。
出会い頭に『私、キレイ?』と聞いてきて、ポマードと言うとキレて攻撃してきます。
鏡の世界に閉じ込める能力を持っていて、口裂け女が出さない限り閉じ込められるようです。
ポマードは1回目は10回、2回目に使う場合には100回と使うたびに効力が薄れていく解かられてました。
口裂け女の名前はカシマレイコと呼ばれていて、桃の祖母でも祓うことができない最強の霊という衝撃の事実が語られます。
過去のカシマレイコの記憶では空襲の映像があり、襲来してきた宇宙人の宇宙船をたった1人で一網打尽にし、桃につきまとっていましたが、オカルンと桃の関係を見て、恋をしたくなり旅に出て姿を見せなくなります。
都市伝説の概要
口裂け女とカシマレイコの話しは別々の元ネタがあったので、それぞれご紹介します。
口裂け女
1970年代に登場した都市伝説。
様々な風説がありどれがルーツかはわかっていないようです。
共通しているのは口を覆う大きなマスク、出会うとマスクを外し「私、キレイ?」と言いながら耳まで裂けた大きな口を見せてきます。
地方によって、逃げると追いかけてくる、100mを3秒で走る、ブサイクと言うと鎌で切り裂かれる、ベッコウ飴が好物、ポマードというと逃げるなど様々なお話があるようです。
私の親世代の人たちが子供の頃にあった都市伝説のようですが、当時は社会問題になってパトカーが出動したり、イタズラで口裂け女の格好をしていた人もいたと聞きます。
当時は人面魚や人面犬なども有名で、ちょっとしたオカルトブームだったようです。
カシマレイコ(カシマさん)
過去に起きた凄惨な事件を知ってしまうと夢や電話に登場するという怪異。
凄惨な話はいくつものバリエーションがあり、今回は口裂け女ですが、過去にはテケテケと合体して映画化しています。
カシマさん単体の怖い話では、夢や電話に出たあと正しい答えを言わないと、体の一部を奪われてしまうそうです。
こなきじじい/オンブスマン
オカルンがジェットババアに呪われ、睾丸を金の玉として紛失し、その玉を拾ったことで委員長の背中にいたことが発覚します。
元は幼少期のジュニアアイドルオーディションで、佐脇凛こと委員長も参加予定だったが家族のために、不参加することに。
家族の応援でオーディションに参加を伝えたところ、迎えにくるはずの友達の母親と友達が交通事故で亡くなってしまい、オンブスマンになってしまいました。
オンブスマンとなった友達 川番河舞(かわばんが まい)と和解後、守護霊のような存在になります。
能力を発動するとアイドルのような格好になり、歌を歌うことで重力操作でき作中ではオカリンたちを呪いのボードゲームから救うために活躍しました。
からかさ小僧/アンブレボーイ
不良高校に通う頭間雲児が、金の玉を所持したことで手にした能力。
唐傘を使い衝撃はを発射したり、傘を使って攻撃を防いだり、汎用性の高い能力を使います。
1回の返信で2回まで本気で能力を使っていて、それ以上は体に負担が大きいようです。
傘が能力になった由来は、亡くなった弟の使っていた傘。
都市伝説の概要
江戸時代以後に登場する、1つ目で腕が2本、足が1本の妖怪。
口や鼻があり長い舌を伸ばしているものもあり、バラエティに富んだ姿を見せています。
からかさ小僧に関しては、妖怪の話というより、頭間雲児の過去にスポットを当てられ紹介されていました。
まだ子供の彼には重すぎる絶望や凄惨さに、頭間雲児の強さの秘密を見た気がします。
悪魔のメルヘンカルタ
呪行李(のろいごうり)という呪いの力で封印を施されていた怪異。
封印はTRPGのボードゲームをクリアすることで解放され、ダンダダンの作中では雲児と桃がボードゲームの中に入り、最後の封印を解き解放されてしまいます。
カルタには顔、目、耳、鼻が描かれていて、乗っ取った人間の力を限界以上引き出すことができるようです。
カルタは1枚撃破してもすぐに再生するため、複数同時に攻撃することで、やっと倒すことができました。
都市伝説の概要
ヨーロッパの呪術師がこの世の悪を封じ込めたかるらで、白雪姫、不思議の国のアリス、人魚姫、不思議の国のアリス、赤ずきん、ヘンゼルとグレーテルの絵が描かれている6枚のカルタ。
邪悪な心の持ち主に取り憑くと、6つの身体になり、身体以外のすべてを支配するようで、6つの身体になる詳細は語られていません。
昔、本当は怖いグリム童話見たな名前の本を読んだのですが、それによると先ほど挙げた6つの作品は本当はかなり怖い作品のようで、救いがなかったり、人が死ぬだけだったり、実はヒロインのお姫様は残虐だったりするので、興味のある方は読んでみてください。
UMA
次はダンダダンに登場するUMA(Unidentified Mysterious Animal )についてご紹介します。
ネッシー
愛羅の問題を解決し仲間になった後、オカルンたちに再びセルポ星人が襲来します。
セルポ星人に雇われた存在のようですが、攻撃力は高い反面、見るものすべてに攻撃する頭の悪さが問題のようです。
都市伝説の概要
イギリスを代表する「ネス湖の怪獣」
プレシオサウルスの生き残りや、魚類の突然変異など様々な推察がされています。
過去にはテレビでも取材されていましたが、目撃映像などに捏造されたものも多いようです。
今でも覚えている小学校の図書室にあった、未確認生物事典みたいな本に乗っていたのですが、UMAの代表格のネッシーは衝撃的でした。
UMAと言われる生き物も、最近では正体がわかったりしているので、ネッシー以外の巨大生物も正体がわかる日が来るかもしれませんね。
モンゴリアン・デス・ワーム
ジジの家の地下に潜む怪異。
死へ誘う念波を発しているようで、鬼頭家に扮する地底人によって、200年かけて育てられていた。
都市伝説の概要
砂漠地帯に生息すると言われている巨大なミミズのことです。
地底人
作中ではジジの家の地下でモンゴリアン・デス・ワームを育成していました。
人間社会に溶け込むため、鬼頭家の長に扮しているようで、ダンダダンではその後の登場は示唆されているが、163話まで再登場はしていません。
都市伝説の概要
地球の地下深くに洞窟サイズから大陸サイズの広大な土地があり、地底人が存在するというSF作品をたまに見かけます。
都市伝説としてはアルザルやアガルタ、シャンバラなどと呼ばれ、太古の姿の生態系が存在しているとか、地上より進んだ文明を持っているなど様々な話があり、小説や映画の題材になることも多くありました。
現在は整合性などから、あまり取り扱われなくなった題材のようです。
個人的にはとても好きなジャンルなんですが、ダンダダンでは文明が進んだタイプの地底人か、古代の生態系から独自の進化をした文明が出てくるのか気になります。
知的生命体ですが、未確認生物として取り扱われることが多いのでUMAに分類しています。
宇宙人
次は宇宙人の紹介です。
セルポ星人
ダンダダンの作中で最初に登場した宇宙人。
すべての人類がクローンで個体を増やしているため、全て同じオスの個体で生物的に進化ができず、感情も消滅しています。
進化のため女性を求めていて、桃を捕獲して研究対象にしようと
地球人と同じように見えますが、本来の姿はウルトラマンに登場するような、姿をしていてジェットババアに呪われたオカルンと超能力を覚醒した桃に倒されました。
セルポ星人の概要
作中オリジナルなのか類似した話は見つかりませんでした。
フラッドウッズモンスター
ダンダダンの第2話に登場した宇宙人。
3メートルの宇宙人と呼ばれているようで、その名の通り、家サイズの力士のような姿で登場します。
相撲のような構えをしていますが、手をついても負けにはならず、オカルンと桃の機転を聞かせた作戦で倒すことができました。
フラッドウッズモンスターの概要
アメリカのフラッドウッズという町でUFOとともに目撃された宇宙人。
作中の姿とは違い、短い腕と爪のような指が特徴で、腰から下はスカートのような布をヒラヒラさせ、浮上して動くようです。
ドーバーデーモン(シャコ星人)
セルポ星人が雇った強力なパンチが特徴のシャコのような宇宙人。
水中ではさらにパンチ力が上がるようで、本気モードではよりシャコっぽい見た目に変わります。
子供の治療のためセルポ星人に雇われていましたが、子供に必要なのは牛乳というありふれたものでした。
その後、オカルンたちの仲間になり、時には命懸けでオカルンたちのために戦います。
ドーバーデーモンの概要
アメリカ合衆国マサチューセッツ州ドーバーで目撃された未確認動物として描かれていて、ダンダダンでは宇宙人として扱われています。
シャコというより一般的なグレイ型宇宙人のような姿のようで、ヘラジカの子供と見間違えた説もあるようです。
バモラ(シュメール人)
別の星からピラミッドや古墳という転送ポータルを使い、オカルンたちの元へたどり着いたバモラ。
彼女はシュメール人の生き残りで、作中では人型宇宙人として描かれていて、遠い宇宙から来た「深淵の者(クル)」の侵攻や虐殺から逃げ延び、今も遠い宇宙で仲間が「深淵の者(クル)」と戦っています。
シュメール人の概要
作中では宇宙人として描かれていますが、シュメール人は世界最古の古代文明を築いた民族といわれています。
すでに滅亡しているようで、現在のイラク共和国南部に位置していたようで、代表的なものに楔形文字がありバモラも使っていました。
深淵の者(クル)
タコや海洋生物の見た目をしていて、パワードスーツを装着しいくつもの星を侵略しては、他の星へ行くことを繰り返している様子。
パワードスーツを着ている状態では、オカルンたちでさえ最初は負けてしまい、瀕死の重症を負いました。
セルポ星人に「深淵の者(クル)」と名付けられ、今後の侵攻を懸念されています。
深淵の者(クル)の概要
深淵の者(クル)はクトゥルフ神話が元になっているようで、タコに似たクトゥルフ神話の神様のような姿形をしています。
クトゥルフ神話はHPラブクラフトによって作られた架空の神話のようで、太古の地球を支配していた存在であると描かれています。
宇宙的恐怖を題材にしていて、地球など簡単に滅ぼせる存在や高位の存在、太平洋の底で眠っている支配者など、人間の根源的な恐怖を煽るような作品が多くありました。
ゲームや他作品にも登場することがあり、関連作を読んだことがあるんですが、なんとも言えない怖さがあります。
この記事のまとめ
【ダンダダン】妖怪や宇宙人の一覧まとめ!名前や元ネタを徹底紹介!という記事でした。
今回の記事をまとめると、以下になります。
- ダンダダンの登場するオカルトは幅広い
- 有名な霊ほど強い
- 宇宙人はアメリカで見つかったものが多い
- UMAはわりと少なめ
今回はかなり多くの元ネタを調べましたが、オカルトにハマっていた時期もあり、多くの話に懐かしさを覚えましたが、今の人はあまり知らないのかもしれません。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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