今回は【青野くんに触りたいから死にたい】という作品の最終回を考察し、作中の儀式などについてもネタバレ紹介します。
ネットで見つけた作品ですが、一見普通のラブコメ作品かと思いきや、とんでもない作品でした。
その感想についても記載しているので、よければご覧ください。
それでは【青野くんに触りたいから死にたい】最終回の考察!ネタバレと感想もご紹介していきます。
最終回の考察

まずは気になる【青野くんに触りたいから死にたい】の最終回の考察を行なっていきます。
果たしてどのような結末になるのでしょうか?
いくつか私が考えた考察をまとめてみます。
青野くんは成仏?
まず最初に思い浮かぶのは、青野くんが成仏して刈谷優里が明るい未来に進むという最終回です。
今回の事件は人生の1ページとして描かれ、藤本や堀江美桜などと過去を振り返ることもあるような描かれ方もありそうだなと思います。
ただ、作品の流れではどんどん最悪の結末に向かっているように見えます。
果たして、青野くんはどうなってしまうのでしょうか。
優里は亡くなる?
詳しくは後述している「夫婦石の涙」でまとめていますが、優里の命を持って夫婦石の涙は完結します。
その後は青野くんが生き返ると語られていますが、そもそも最初の儀式が間違っていたので、優里は亡くなってしまうのではないかという考察です。
2025年8月現在では、心室細動によって心停止後、蘇生処置を行なっているので、まだ生きていますが、今後どうなっていくのでしょうか?
青野くんは受肉する?
夫婦石の涙では最終的に男側が蘇ると語られていて、作中ではその対象が青野くんです。
噂ではどれくらいで蘇るのかわかりませんが、青野くんの誕生日から262日後…優里の誕生日だと言われていて、物語が進んでいます。
青野くんは蘇る=受肉するのでしょうか
その場合、もし法律上死んだ人間が生き返ったら、がどうなるのかも気になりますね。
町民に犠牲者多数?
68話で優里の誕生日が来た2月26日になった瞬間、刈谷家以外の家の扉が叩かれ、扉を開けると開けた人とおなじ人物が現れるようです。
正しく受け答えができなかった人は、すべて加々智山へ集まっているようで、渡瀬希美、笹倉大翔、田口結菜の3人は正しい受け答えをしたことで、意識を保ったまま山に集まることができました。
青野くんの母が関わっている?
まだすべての謎は明らかになっていませんが、加々智町にはいくつも不思議な儀式や歴史が伝わっています。
ただその儀式以外でたびたび登場する、青野くんの母の霊がたびたび登場しているのですが、もしかしたら青野くんが霊になったことに関係があるのでしょうか?
青野くんの母は自殺していて、青野くんも自殺しているのは何か関係がありそうに思えます。
【青野くんに触りたいから死にたい】のネタバレ

ここらかは作品をより楽しむ上で、作中でわかっている情報をまとめたネタバレになります。
私が気になった作中の情報をまとめていますので、他に気になる情報があればコメント欄までお願いします。
幽霊は招かれなければ入れない
この作品では家に入るには、中の人の許可が必要とされています。
これは間(あわい)という、あの世とこの世の狭間でもおなじようで、儀式中に見た夢の中では生きた人間でも、相手の許可がないと家屋に入れないようです。
儀式が必要な理由
幽霊は心そのものなので、儀式を必要としないようですが、人間には肉があることで、心を形にしないといけないようです。
儀式を通して、何を願うのか、何を代償にするのか、何を許可するのかなど、心の形を示すことで対価を得られると言っています。
神隠し
作中では度々起こる神隠しですが、意図的かどうかに関わらず、人が急に消えたり、突然違う場所にたどり着いたりします。
なぜか花が咲き乱れることがあったり、他人の記憶を経験したりすることもあるようで、作中では登場人物が気づかない間に、迷い込んでいる描写があります。
希美によると彼岸と此岸の間にある、間(あわい)と呼ばれる場所のようです。
現在登場している儀式
次は【青野くんに触りたいから死にたい】に登場する儀式をご紹介します。
四ツ首様(首なし様)
場所:加々智山の滝壺
四つ首様というのは本来、手首、足首以外の首(頭)を落とした姿、いわゆる首なし状態を指していて、雨乞いの儀式が変容して、願いを叶えるおなじないとして伝わっています。
その首は加々智山の滝壺に捧げられ、滝壺には龍神(蛇神?)が住んでいて、その血を洗い流すために雨を増やしたという話のようです。
作中では渡瀬希美、笹倉大翔、田口結菜の3人が実際に儀式を行なっています。
手に牛、馬、犬の文字を書き、「トントンヌラリトン」という掛け声と共に棚石の上で、儀式を行ない願いごとをするようです。
作中ではが希美が犬、大翔が馬、結菜が牛の字を書き、儀式終了時には文字の形に血を流していました。
3人は次のような願いごとをしたようです。
結菜:両親の再婚を願う
大翔:弟 蒼太の蘇生を願う
希美:幽霊が見えなくなりたい
解呪方法
四つ首様の呪い解くには、夏祭りの日に滝壺に飛び込み、今回は蒼太の首を3回落とす必要があるようでした。
理由としては、3人が牛、馬、犬に自分を見立てて、儀式を行ったことが原因のようです。
その中でも死者蘇生を願ったことで、蒼太の形をした蛇の首を落とすことになりました。
夫婦石の涙
加々智町の赤根川の河川敷に夫婦岩があり、背が高い方がじじ石、横に丸みがある意思がばば石と呼ばれています。
じじ石を川に落とし、その後ばば石を川に落とすことで、死んだ人間が帰ってくると、青野くんの弟 鉄平が語っていました。
しかし実際には辰の先坂で愛する人間が死んだあと、後追いで死ぬことで儀式が成立するようです。
作中では優里は意識だけが落ちていき、5分ほど青野くんの過去の出来事を夢で見ていて、青野くんはその後、幽霊なのに触れられるようになり、優里と命を共有したような状態になりました。
堀江美桜の解説によると、愛する男女が男→女の順番で、おなじ場所で他殺もしくは自殺で死ぬことで、死んだ男が蘇る」とまとめられています。
四ツ首様は生贄側だけに死があり、夫婦石では蘇る霊も生贄側も、自身もしくは他者による死があることで、儀式の力は強くなるため、青野くんは実体化できたのではないかと推察されていました。
肉体的に繋がりが深くないと本来は成立しないようですが、死後になんども憑依させたことで、儀式自体が不完全ながら文化祭の儀式を経て完全なものになったようです。
ちなみに憑依後、命を消耗する可能ように以下の症状が出ていました。
・憑依後の昏倒
・鼻血
・発熱
・白髪になる
憑依を解除するには、穢れを含む行為が必要で、具体的には次が挙げられます。
・動物の肉を食べる
・血を流す
・用を足す
青野くんが亡くなったのは6月8日、彼の誕生日は6月9日で、優里の誕生日が2月26日で、10月10日…優里の誕生日に何かが起こることを示唆されています。
作中では半分まで来たと青野くんが言った時に、優里のお腹には大きなばつ印が浮かび、傷になっていました。
その後、年末に向けてついに優里は歩けなくなり、とうとうXデーである誕生日を迎えてしまいます。
優里の兄 優也の形をした霊と、希美によると夫婦石の涙を止めるには、青野くんを殺すしか止める方法はないようで、止めない場合には有利が死んでしまうようです。
なぜ青野くんが自殺したのかや、加々智町でたびたび起こる不思議なこと、渡瀬家や刈谷家の秘密など、まだまだわからないことがたくさんありますが、最終回で回収されるのでしょうか?
【青野くんに触りたいから死にたい】を読んだ感想

最後は【青野くんに触りたいから死にたい】を読んだ感想を書いていきます。
変わった恋愛漫画かと思ったら…
最初はちょっと変わったラブコメかなと思って読み進めていたんですが、めちゃくちゃホラー展開でしたね(笑)
黒青野くんが登場したあたりから、徐々に雲行きが怪しくなっていましたが、儀式や神隠し、降霊術など、どんどんホラー展開になっていきます。
あらたなラブコメ作品を探していたのですが、神隠しの表現や儀式の考え方などが、非常に秀逸な作品だと思います。
儀式の考え方が論理的
作中では儀式について、よく考察している場面があり、神霊に願いを聞き届けてもらうには、自分の心を行動で示す必要があるというのは、とてもおもしろかったです。
例えばただ儀式をするだけでは、神霊は動いてくれず、自分や生贄を捧げることで、願いを成就させます。
そして複雑化すればするほど、儀式は成功率を上げるので、より大規模なものが行われていたようですね。
死んでも変わらない純愛作品
普通というのかわかりませんが、恋人が亡くなったら時間はかかるけど、立ち直るのではないかと最初は思っていましたが、そうではないのが【青野くんに触りたいから死にたい】ですね。
もし自分の最愛の人が霊になって現れたら、私ならどうするでしょうかと考えました。
きっと、いつまでもその人のことを忘れられないでしょうね。
優里は果たしてどのような選択をするのでしょうか?
この記事のまとめ

以上、【青野くんに触りたいから死にたい】最終回の考察!ネタバレと感想も!という記事でした。
今回の記事をまとめると以下になります。
- 最終回はまだ掲載されていない。
- 今後どうなるかは不明
- ラブコメに見えてしっかりホラー
- 死んでも愛する純愛作品
- 儀式の内容がかなり具体的
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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