【厭談夜話】は、実話怪談をベースにした生々しい怖さと、人間の悪意や狂気が入り混じる独特の後味が魅力のホラー漫画です。
心霊や怪異の怖さはもちろん、話によっては人間の業や恨み、因果応報のような恐ろしさも描かれていて、読後に嫌な余韻が残る作品でもあります。
今回は、そんな【厭談夜話】の中から、個人的に特に怖いと感じたエピソードを5つ厳選してランキング形式でご紹介します。
なお、この記事では各エピソードの内容や結末にも触れていますので、まだ読んでいない方はネタバレにご注意ください。
【厭談夜話】怖い話ランキング!

まずは、私が特に怖いと感じた【厭談夜話】のエピソードをランキング形式で紹介します。
なおランキングは私の独断と偏見で決めているので、「この話も怖かった」などあれば、ぜひコメント欄で教えてください。
第5位:屋上のミヨコさん(39話)
教育実習で母校に戻った青年 西川さんは、学校の七不思議について話す生徒の声が耳に入ります。
しかしその話は、過去に自分が聞いた七不思議と違っていて、伝言ゲームのように変化したのだろうと考えました。
そしてその噂話を作ったのは、高校在学中に西川さん自身が作った、怪談だったのです。
茶々丸この話の怖いところはこの先にあって、西川さんはその後、どうなってしまうのかという後味の悪さがあります。
怖さだけでなく、不気味さや後悔、後味の悪さを味わえる話なので、5位にランクインしました。
第4位:幽霊を見る方法(6話)
バーテンダーの横井さんは、過去に不幸があり仕事を退職し、バーテンダーとして生計を立てていました。
いつしか常連になった男性客と、いつものように会話していると、常連客の男性は末期がんであることを語り、横井さんにあるお願いを持ちかけます。
それは男性の家で、幽霊を見る方法を試してほしいという、一風変わったものでした。
そしてその方法を試した横井さんの目の前に、本当に幽霊が姿を現します。



横井さんが常連の男性の家に行き、幽霊が見えたで終わらないのが、実話怪談の怖いところ。
横井さんと常連の男性の関係を知ると、さらにこの話の怖さが引き立ちます。
人間の底知れない闇を垣間見られる怪談として、4位にランクインしました。
第3位:幽霊に助けられた男(4話)
清水さんは奥さんに誘われ、日帰り旅行でとある海岸に訪れました。
眺めのいい展望台に辿り着くと、清水さんは綺麗な海に見惚れてしまいます。
そこへ同じく観光客が声をかけてきて、ここは自殺の名所だと聞くと、職場の同僚から電話がかかってきました。
同僚が「なぜその展望台にいるのか」と尋ねると、清水さんは「どうしたのか」と返しました。
そして同僚は、その展望台は奥さんが飛び降りて亡くなった場所だという事実を伝えます。



途中までは妻を忘れられない清水さんのお話かと思いました。
しかしこの話はラストが一番怖いんです。
狂気なのか霊障なのか、深追いしたくない怖さを感じたため、3位にランクインしました。
第2位:お葬式ごっこ
メーカーの営業マンの宗次郎さんは、外回りの休憩にいろんな公園で一息つくことが好きでした。
ある日、お気に入りの公園で一休みしていると、小さな女の子が砂場で遊んでいる姿を見かけます。
周囲には保護者もおらず、宗次郎さんは何気なく何をやっているのか、砂場の様子を覗きました。
少女のバケツには虫やカエル、様々な生き物の死骸が入っていて、少女はそれを砂場に埋めているようです。
宗次郎さんは少女に、みんなで使う公園だからやめようと伝えると、少女は無視して人の形をした紙…形代のようなものを八つ裂きにします。
そして少女は初めてこちらを向き、宗次郎さんに未来を示すような言葉を告げます。



ただ公園で一息ついただけなのに…
このお話はまるで不幸な事故のようなものかもしれません。
しかし最後には取り返しのつかない事実が読者を襲います。
そんな怖さから2位にランクインしました。
第1位:笑い
五条さんはとある出来事がきっかけで、人の笑顔に恐怖心を抱くようになりました。
それはある日、仕事に向かおうとする道で、笑顔の幽霊を見たことに始まります。
その幽霊は来る日も来る日も現れ、徐々に五条さんの家に、近づいていることがわかりました。
ついには家に到達した幽霊は、それ以後現れなくなりましたが、SNSの投稿を見た友人も実は同じ目にあっていたようです。
そしてその幽霊は実は、高校時代にいじめていた八木という人物の霊だと発覚しました。
五条さんは友人との会話をきっかけに、八木さんがなぜ笑顔だったのか、その衝撃的な過去を思い出します。



自分が過去に行った報いというのは、いつどんな形で返ってくるかわかりません。
誰かに恨まれるような行いをした分、周囲も自分も苦しむことになるお話でした。
さらにこの話の怖いところは日常の中で見かける仕草が、恐怖の対象になってしまい救われないことにあります。
1位に選んだ「笑い」という話。
あなたはどう感じますか?
【厭談夜話】が怖い理由


ここからは【厭談夜話】が怖い理由について深掘りしていきます。
実話怪談ベースの生々しさがある
まず前提として【厭談夜話】は作中に登場する編集者Y氏(夜馬裕さん)が、実際に集めた怪談をコミカライズしたものです。
都市伝説や一般的な怖い話とは異なり、人の生の体験談…実話怪談をベースとしています。
だからこそ唯一無二の生々しさや、怖さ、おぞましさがあり、夜馬裕さん自身も怪談師としても活躍されているようです。
夜馬裕さんの怪談は【厭談夜話】の連載前から聞いていますが、漫画も夜馬裕さんが語る怪談もどちらも、なんとも言えない怖さを体感できます。
怪異より人間の狂気が怖い話もある
【厭談夜話】で語られる怪談には、聞いたことがない怪異などもありますが、それよりもその奥にある人間の業や、悪意、狂気が怖い話も無数にあります。
心霊系の話として始まり、いつしか恨みや狂気などに、話の主軸が変わることも少なくありません。
しかし怖さは少しも損なわれず、人の感情を語るからこそ、より怖い話として消化されています。
読後に嫌な余韻が残る
一般的に怪談とは心霊や怪異などが出るパターンと、ヒトコワ系の怪談を聞くことがあります。
【厭談夜話】では、心霊とヒトコワの両方を同時に味わえる話もあります。
その話の裏に隠れた狂気や悪意が暴かれ、ただ嫌な余韻が残ることも少なくありません。
呪いの先にある感情、怪談の登場人物の過去、因果応報とも言える結末。
普通の怪談を期待した人に、人の悪意を強制的に理解させられるような怖さもあります。
【厭談夜話】はどんな人におすすめ?


次は【厭談夜話】はどんな人におすすめかご紹介します。
実話怪談が好きな人
まず【厭談夜話】は実話怪談が好きな人におすすめです。
私はもともと実話怪談の朗読などから、原作の夜馬裕さんを知っていました。
都市伝説やネット怪談も大好きですが、実話怪談からでしか味わえない怖さというのがあります。
後味の悪いホラー漫画が好きな人
次におすすめな人は後味の悪いホラー漫画が好きな人にもおすすめです。
誰も救われず、誰もが不幸になるような後味の悪い怪談。
フィクションだからこそ味わいたいという方にも、ぜひ体感してほしいです。
短編ホラーを読みたい人
次におすすめする方は短編でホラーを読みたい人にもおすすめです。
1つの怖い話が1話から3話前後で完結するため、短編でいろんな話を読みたい方にはピッタリです。
気になる方は、ぜひ【厭談夜話】を読んでみてください。
【厭談夜話】はどこで読める?


次に【厭談夜話】はどこで読めるかですが、各種電子書籍サービスで読むことができます。
例えばコミック.jpなら、無料トライアルに加入すると1,200円分のポイントが付与されます。
気になる作品の結末だけ読みたい方にピッタリです。
この機会に【厭談夜話】を読んでみてはいかがでしょうか。
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まとめ


以上、【厭談夜話】怖い話ランキング!5つの怖い話を厳選紹介という記事でした。
今回の記事をまとめると以下になります。
- 厳選した怖い話ランキング
- 第5位:屋上のミヨコさん(39話)
- 第4位:幽霊を見る方法(6話)
- 第3位:幽霊に助けられた男(4話)
- 第2位:お葬式ごっこ
- 第1位:笑い
【厭談夜話】は、ただ幽霊や怪異が登場するだけではなく、その裏にある人間の悪意や後悔、因果応報のような怖さまで描かれている作品です。
今回紹介した5つの話も、それぞれ怖さの方向性が違っていて、心霊の怖さ、ヒトコワの怖さ、読後に残る嫌な余韻など、実話怪談ならではの生々しさがありました。
短編形式で読みやすい作品なので、後味の悪いホラー漫画や実話怪談が好きな方は、ぜひ【厭談夜話】を読んでみてください。

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