【兄だったモノ外伝】ネタバレと感想!騎一郎が霊になるための前日譚を紹介

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この記事では【兄だったモノ外伝】のネタバレと感想をご紹介します。

外伝とは言ってもこの外伝は【兄だったモノ】本編に繋がる重要なお話で、生前の騎一郎がどのようにして死後も聖のそばにいるきっかけとなる重要なお話です。

さらに新たな登場人物や、禁域、民族伝承、呪いなどふんだんに盛り込まれています。

詳しくは【兄だったモノ外伝】ネタバレと感想をご紹介します。

【兄だったモノ外伝】は、本編で描かれた騎一郎の存在にもつながる重要な前日譚です。

ネタバレ前に自分で読んでおきたい方は、コミック.jpで配信状況をチェックしてみてください。

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目次

【兄だったモノ外伝】のネタバレ!

作品のネタバレ画像

まずはじめに【兄だったモノ外伝】をネタバレ紹介していきます。

こから先は【兄だったモノ外伝】のネタバレを含みます。

先に作品を読んでから内容を確認したい方は、コミック.jpで【兄だったモノ】をチェックしてみてください。

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プロローグ

【兄だったモノ】から少し時が過ぎ、最終回後のお話になります。

大学受験を終えた鹿ノ子は聖の住む広島で、年末にできなかった大掃除を行なうことにしました。

掃除していると、荷物の中に兄 騎一郎の中学時代のアルバムを発見します。

騎一郎のアルバムにはとある女生徒と騎一郎、騎一郎の友人が写っていて、聖は少し暗い面持ちでその女生徒の名前を口にします。

彼女は艮さつき(うしとら さつき)と言い、聖は過去に起こった出来事について語りだします。

騎一郎がまだ生きていた頃の話

聖が騎一郎と同棲を始めてしばらくした頃、聖の予定のない来客が訪れます。

来客は女性で、様子を見に来ていた騎一郎を視認すると、騎一郎を「きぃくん」と呼び泣きながら抱きつきました。

その様子を見た聖はわかりやすく嫉妬した表情を見せ、騎一郎は誤解だと言いますが、艮さつきと騎一郎は過去に付き合っていたことがあるらしく、お茶を出したら帰ってもらおうという話になります。

しかし聖たちの会話を聞いていた艮さつきは、騎一郎に用があって訪れたと言い、帰らないと強く意思表示しました。

そして艮さつきは、自分は呪われてしまったと言い、再び騎一郎に抱きつき助けを乞います。

間の悪いことに再び聖の家のインターホンが鳴り、聖が応対しようと玄関を開けようとしました。

そこには明らかに生きた人間とは見えない影が声をかけ、騎一郎が駆け寄り玄関の引き戸を押さえ、開けないように引き戸を押さえます。

騎一郎はあれは一体何なのかと、艮さつきに問いかけると、彼女は過去に起こった出来事について語り出しました。

艮さつきの話

地方にある友人の家に、旅行がてら遊びに行った艮さつきは友人の従兄弟に連れられ、肝試しと称しその地方の禁域へと足を運びます。

車で途中まで進み、道とはいえない道をかき分けるように歩いて進むと、そこには「何か」がいました。

艮さつきと友人は走って逃げ、無我夢中まで車に戻り、夜が開けるのを気が遠くなるほど長く感じながら待っていたようです。

しかし従兄弟は夜が明けても帰っては来ませんでした。

逃げるように東京に帰った艮さつきは、自分にも何か起こるのではないかと怯えて過ごしましたが、何も起こらず、あれは悪い夢だったのではないかと思い始めた頃、窓の外で禁域で見た何かを見たようです。

艮さつきは怯えて逃げられないと言い、騎一郎に助けを求めやってきたということでした。

拒否と受容

聖は艮さつきの話を聞き終えると、一言で一刀両断して自分達には関係ないと、帰ってくれるよう伝えます。

そしてなぜ騎一郎に助けを求め、寺などに助けを求めなかったのか問いただしたところで、騎一郎が2人を止めました。

騎一郎は艮さつきに助けてやると言い、聖はその言葉に衝撃を受けます。

一方どこかの山では登山客が人型のマネキンのようなものを見つけたようです。

居候と呪い

聖はイライラしていて、その原因は騎一郎と艮さつきがいちゃついていて、散歩に行くと言って騎一郎を艮さつきを置いて出かけていきます。

聖はここまでの情報を整理し始め、呪いについて考えを巡らせました。

そもそも呪いがあるのか疑問がありますが、玄関で見た不思議な人影、その後に玄関前で死んでいた小動物たち。

神話や物語には〇〇するなというタブーがあり、例えば「見るな」「開けるな」「触るな」「食べるな」などがあり、主人公はその禁を破って破滅するという定番のお話があります。

そして艮さつきは禁域で「会うな」というタブーを破り、従兄弟は行方不明になりました。

それではなぜ「何か」を見た艮さつきは戻ってこれたのか考えているところへ、艮さつきが後を追って声をかけてきます。

艮さつきと聖

艮さつきは騎一郎の体調が悪く寝てしまったため、聖を追いかけてきたようでした。

聖は艮さつきへ騎一郎への「きぃくん」という呼び方を変えるよう要求すると、艮さつきは聖と騎一郎は本当に付き合っているんだと言います。

艮さつきは、騎一郎は異性愛者だと聖に言うと、聖は艮さつきを下品な女と言い、さっさと帰るように促しました。

しかし艮さつきはその言葉に応じず、勝ち誇った顔で騎一郎の初めての人は自分で、自分の初めての人も騎一郎だと言います。

そして艮さつきは何も言えない聖に、蜻蛉日記の話をして、聖の初めての人はどんな人だったかと問いかけました。

過去のトラウマを思い出した聖は吐き気から駆け出し、起きてきた騎一郎が介抱します。

乱れていく聖

騎一郎に介抱され落ち着いた聖は立ち上がり、トラウマの傷を騎一郎の体で埋めようとします。

しかし騎一郎はそんな状態の聖を抱けないし、抱いてはいけないと言い、その言葉に聖は涙を流しました。

騎一郎は艮さつきの元へ向かうと、聖と何を話したのかと問いただし釘を刺しますが、艮さつきはあっけらかんとして自分を追い出せばいいのに、なぜしないのかと言います。

さらに艮さつきに言い寄られているところを、聖が襖の向こうで光のない目をして聞いていました。

告別式で鳴る電話

場面が変わり、艮さつきの友人 由紀子の従兄弟 尊(たける)の告別式が執り行われていました。

どうやら尊は一人息子で地元に残ってくれた上、亡くなってしまったということがわかります。

そして禁域はボゼン様の山と言われていて、連れて行かれてしまったと周囲は噂していました。

由紀子は泣き腫らした目をしていて、禁域でのことを思い出していました。

どうやら禁域に足を運んだのは艮さつきと尊だけだったようで、由紀子は車で待っていただけのようです。

そこへたけるの父母がやってきて、尊の母は取り乱して尊を返してくれと泣き叫びます。

周囲は由紀子を悪く言いますが、祖母だけは尊の性分を理解していて、自業自得だと庇ってくれました。

そこへ由紀子へ電話がある報せが入ります。

電話の主は聖で、艮さつきのことで話があると言い、由紀子を呼び出すことにしたようです。

聖と由紀子

広島に到着した由紀子は聖と合流します。

カフェで話をすることにした2人は、名目上は尊のことを聞くということで、話をすることになったようです。

聖は由紀子の様子を見て利用できると考え、禁域の呪いを解いて艮さつきを、家から追い出すという作戦を立てていたことがわかりました。

聖は艮さつきのことで困っていると由紀子に言うと、由紀子はあなたも被害者なのかと意味深なことを言い出します。

艮さつきの本性

どうやら艮さつきは男性関係がだらしないようで、清純そうな見た目で男を取っ替え引っ替えしているようで、人のものまで欲しがっては、今日と昨日で違う男性と一緒にいることもあるようです。

だから由紀子はお仕置きをしてやることにしたと言い、ボゼン様の山の中に置き去りにすることにします。

それは由紀子の地方の村に伝わる神様で、出会ってしまったら、神様に連れて行かれるという言い伝えがあるようでした。

由紀子はその言い伝えを信じていなかったようで、「夜の山でケガくらいすればいい」と考えていたようです。

そして尊も使い、ボゼン様の山に連れて行ってもらいましたが、こんな大事になるとは思ってもなかった吐露します。

艮さつきはすでに…

聖はそこまで聞くと由紀子のせいで、艮さつきが家に居座っていて迷惑だと言い、どうしてくれるのかと問い詰めます。

由紀子は取り乱し、聖の発言がおかしいと指摘し、あまりの様子に聖はどうしたのかと聞き返します。

由紀子によると艮さつきは尊より先に亡くなっているという、衝撃の事実が告げられました。

その言葉を聞くと、聖は由紀子を伴って走り出し、周囲の人に目もくれず家へと向かいます。

由紀子は聖へ、艮さつきが家にいるとはどう言うことかと言い、死んだはずの彼女が家にいると聖は返しました。

由紀子は寺とかに相談するべきではと言いかけますが、家には騎一郎がいると言い、騎一郎に何かあったら由紀子を許さないと伝えます。

艮さつきと騎一郎の過去

艮さつきは中学生時代、同級生から人の彼氏を盗るなどの行為があり、いじめられていました。

そして彼氏を盗られた女生徒から、殴られそうになったところを、騎一郎に助けられたようです。

騎一郎は女生徒を止めると、そもそも彼女がいるのに他の女に現を抜かした彼氏が悪いと、野次馬と化した彼氏を引っ張り出し、問題を解決しました。

その様子を他の女生徒は大人だと騎一郎の振る舞いを褒め、艮さつきは騎一郎をすきになったようです。

そこから艮さつきは騎一郎に猛アタックし、騎一郎から父の隠し子が家に来て、家庭内が荒れていることが告げられ、これ幸いにと騎一郎を家に連れ込みます。

そして学校を卒業した直後から騎一郎と連絡が取れなくなり、騎一郎を求め続けた先には聖と笑う騎一郎を見つけました。

ボゼン様の正体

聖の家へ向かい道中、由紀子はボゼン様の正体がタタリ神であると言い出しました。

由紀子の村は山々に囲まれていて、作物の育ちが悪く、当時の村人が考えついたのは人身御供…生き埋めにされてしまったようです。

埋められた人は1人は嫌と言いながら埋められ、当時は「御前様」と呼ばれていましたが、徐々に鈍っていきボゼン様と呼ばれるようになったことが語られます。

そしてボゼン様に連れて行かれた人もボゼン様になってしまい、道連れをさがしていると言うと、聖は艮さつきの目的がわかったのか、怒り心頭で悪態をつきました。

艮さつきと騎一郎

その頃、騎一郎は艮さつきに誘惑されていましたが、騎一郎は艮さつきが、すでに亡くなっていたことを知っていました。

知っていた上で家に招き入れたのは、艮さつきが必要だったからだと言うと、彼女は涙を流し喜びますが、騎一郎は続けて余命宣告された事実を告げます。

その言葉に艮さつきは固まり、騎一郎は笑顔で艮さつきに感謝を伝えると、死んでも会いに来てくれたと言い、これで自分が死んだ後も聖に傍に居られると言いました。

騎一郎は艮さつきを拘束し、無理やり肉体関係を持つと、冷たい顔で幽霊の体はこんな感じなのかと感想を述べます。

外との隔離

聖は家に到着しますがなぜか引き戸が開かず、家の中に入れずに居ました。

騎一郎は外の音が聞こえないことで、隔離されたことに気がつきます。

艮さつきは騎一郎に、どうしてこんな酷いことをするのかと涙ながらに問いかけると、騎一郎は笑顔でそもそも最初から、そんなに好きではなかったと言い切られてしまいました。

執着と拒絶

その言葉を聞いた艮さつきは、異形のように変化して騎一郎に襲い掛かろうとしましたが、騎一郎は執着もここまで来たら気持ち悪いと言い、もはや人ではないと伝えます。

騎一郎に強く拒絶された艮さつきは、その言葉を聞いて人に戻り、砂のように消え始めると、騎一郎は冷たい顔でこれは厄介だと呟きました。

艮さつきはまだ騎一郎と一緒に逝くという執着を見せますが、騎一郎は笑顔で聖と一緒に逝きたいと返されてしまいます。

そして艮さつきは捨て台詞のように、騎一郎は誰のことも愛していないと言うと、騎一郎に踏み潰され完全に消えてしまいました。

騎一郎の覚悟

やっと家に入ることができた聖は、急いで騎一郎の元に駆け寄ります。

騎一郎は聖が近寄ってきたところを抱き寄せ、由紀子が見ていることもお構いなしにキスをし、聖に人前だからと止められますが、聖に謝罪の言葉を伝えました。

聖は艮さつきとの浮気のことかと言いますが、今回は許し無事であったことを喜びます。

そして騎一郎はその言葉を聞き、覚悟を決めたと言いました。

ここからはまだ未公開のため、更新され次第アップデートします。

外伝では、騎一郎が死後も聖のそばにいようとする理由が少しずつ見えてきます。

本編を読んでいる方も、外伝を読んでからもう一度読み返すと、騎一郎の異常性や執着の見え方が変わるかもしれません。

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【兄だったモノ外伝】の感想!

作品を読んだ感想の画像

次は【兄だったモノ外伝】を読んだ感想をご紹介します。

騎一郎がなぜ霊になったのかわかる前日譚

外伝の中ではまだ生きていた騎一郎ですが、すでに余命宣告をされていたようです。

そこでどうやったら死後でも聖のそばにいられるか、今後をどうするかと言うことを考えていたことがわかりました。

そしてその情報は艮さつきによってもたらされ、死者は執着している相手に拒絶されなければ、消えることはないということがわかります。

結果、騎一郎は死後、聖に執着していますが、聖からは見えないという霊になったことがわかりました。

こうやってみると外伝を読んだ後に本編を読み返してみるのもいいかもしれません。

騎一郎の生前の異常性が垣間見える

外伝の中では生きている頃の、騎一郎の異常性がさらによくわかりました。

艮さつきは物語登場時からすでに故人で、騎一郎は学生時代のつながりで、すでに彼女が亡くなっている情報を知っています。

その上で彼女を招き入れ、死んだ人間と知りながら肉体関係を持ったり、過去の付き合いについて否定や拒絶をする様子も描かれていました。

さらにあまり好きではなかったはいえ、彼女の亡骸を踏みつける様子まで見せていて、騎一郎の異常性や目的のために冷酷さを見せる様子が見えた気がします。

騎一郎については別の記事でまとめているので、よければそちらもご覧ください。

>>>騎一郎の情報まとめ

ボゼン様という禁忌系の話がおもしろい

【兄だったモノ】本編では終始、騎一郎という霊とも呪いとも言える変わり果てた姿に翻弄されていた、鹿ノ子たちでした。

しかし今回の元となったお話は禁忌の地でボゼン様に出会ってしまったことで、艮さつき自身もボゼン様になり、騎一郎を道連れにしようとしたという経緯です。

禁忌の地。

人身御供となった選ばれた人。

豊かな時代になっても継続する呪い。

こういったホラー要素が盛り込まれていて、本編とは違った怖さや恐ろしさを体感することができます。

艮さつきは物語登場時点で故人という異常

そもそもの始まりはボゼン様に出会ってしまい、外伝開始時点ではすでに個人だった、艮さつきという故人がもたらせた物語です。

霊感のない人が見ても普通に生きている人と認識でき、触れることや声を聞くこともできていました。

さらにその艮さつきを追うように訪れた異形の存在などもいて、【兄だったモノ】開始前の騎一郎や聖のような、一般の人からすれば艮さつきと言えば、異常という他ありません。

ただしそれを上回る異常性を持った騎一郎によって、消え去る運命を辿りましたが、私個人の見え方としてはとんでもない事態に巻き込まれているように感じます。

この記事のまとめ

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【兄だったモノ外伝】ネタバレと感想!騎一郎が霊になるための前日譚という記事でした。

今回の記事をまとめると次のとおりです。

  • 騎一郎が余命宣告を受けた後の話
  • 外伝の内容は禁域や禁忌について
  • 騎一郎の元カノが登場
  • 元カノは登場時点で故人
  • 【兄だったモノ】につづく前日譚

【兄だったモノ外伝】は、騎一郎がなぜ死後も聖に執着する存在になったのかを補完する重要な前日譚です。

本編をすでに読んでいる方も、外伝を読んでから読み返すと、騎一郎や聖の関係性がまた違って見えると思います。

気になる方は、コミック.jpで【兄だったモノ】の配信状況をチェックしてみてください。

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