「欲しい」と軽く口にしただけで、それが現実になってしまうとしたら——。
『僕が死ぬだけの百物語』4話「宅配済み」は、何気ない欲望が取り返しのつかない結果を招く怪談です。
今回はネタバレあらすじとともに、願いを“奪う形”で叶える郵便受けの正体や、その恐怖の本質について考察していきます。
【僕が死ぬだけの百物語】4話のネタバレ!

最初は【僕が死ぬだけの百物語】4話のネタバレをご紹介します。
この作品はすでに完結しているので、100話目のネタバレはコチラ
前回のネタバレと感想や考察はコチラ
第4話 宅配済み
4つめの話を始めようとするユウマくんは、4= 死という連想に少し震え、怖い話を始めました。
鈴木くんはアルバイトに遅刻しそうになりながら、急いでいました。
寝癖がなかなか直らない自分の髪質に恨み言を言いつつ、後ろからすでに引っ越した住人がメチャクチャに塞いでいた、郵便受けが目に入ります。
郵便受けは開いていて、その中には誰かの髪の毛が入っていて、鈴木くんは気持ち悪くなり、急いでバイト先に向かいました。
起こり始めた異変
鈴木くんのバイト先はコンビニのようで、密かに思いを寄せている山本さんを、遠くから眺めていると、同じバイト先のコーイチが声をかけてきました。
コーイチは顔中にピアスをしていて、冗談混じりに鈴木くんにもあげようかと言うと、鈴木くんも軽く欲しいと応じました。
すると次の瞬間、コーイチのピアスがすべて消え、強引に引きちぎったように顔中から血が吹き出しています。
さらに別のバイトの佐々木は、店長から電話が来て、謎の人物にバリカンで襲われて入院することになったという、驚きの報告を受けました。
さまざまなことがあり、疲れ果ててマンションに帰る鈴木くんですが、あの郵便受けがまだ開いていて、とおりざまに風に揺れている郵便受けの中身が目に入ります。
そこにはおそらくコーイチのものだと思われるピアスで、鈴木くんは次の日のバイト中も郵便受けのことに頭を悩ませていました。
すると佐々木が声をかけてきて、新しいネイルにしたけど鈴木くんもして欲しいと問われ、軽く欲しいですと返します。
すると佐々木の爪がネイルと共に弾け飛び、鈴木は郵便受けを確認しました。
そこには血に塗れた佐々木のネイルが入っていて、この郵便受けには鈴木くんが欲しいと言ったものが入っていることに気が付きます。
最悪の結末
郵便受けの危険性に気がついた鈴木くんは、翌日にホームセンターに向かいました。
郵便受けを完全に塞ぐ道具を探しにきたのですが、そこでバイト先が同じ憧れの山本さんに遭遇します。
山本さんは夫と買い物に来ていて、山本さんの夫は鈴木くんに、欲しいものがあれば買ってあげるよと、大人の対応を見せますが、鈴木くんは心の中で、自分が欲しいのは山本さんだと強く思いました。
すると次の瞬間、山本さんの姿は消え、山本さんの夫は突然のことに狼狽えていると、鈴木くんは郵便受けを確認するために走り出します。
鈴木くんは今回は「ほしい」という言葉を言っていないのに、なぜ山本さんが消えたのか、杞憂であって欲しいと願い、マンションまで帰り着きました。
どうか何も入っていないようにと震える手で、郵便受けを開けると、そこには無理やり押し込まれている山本さんの特徴的な泣きぼくろが見え、4つ目の怖い話が終わりました。
ユウマくんは4話目を終え、あと96話を絶対にやり遂げるぞと意気込み、おやすみなさいと声をかけ4話目が終わります。
【僕が死ぬだけの百物語】4話の感想!

次は【僕が死ぬだけの百物語】4話の感想や考察をご紹介していきます。
欲しいと願えなくなる恐怖の郵便受け
人間の当たり前の感情だと思いますが、アレが欲しい、コレが欲しいという願いは割と普遍的と言いますか、誰でも持っているものだと思います。
この郵便受けは“願いを叶える装置”ではないのかもしれません。
他人から奪い、欲望を物理化する装置です。
だからこそ、叶うたびに誰かが傷つくようにできているとも考えられます。
例えば「〇〇さんのようなサラサラの髪の毛が欲しい」と願うと、その人の髪の毛が郵便受けに勝手に入っています。
欲しいと言う言葉を言うのが、トリガーらしいですが、山本さんの件では強く願ったことさえも叶ってしまいました。
言葉にしなくても叶ったという事実はさらに恐ろしいです。
この郵便受けは、口に出した願いではなく“心の底にある欲望”を拾っているのかもしれません。
なぜこの郵便受けだけが願いを叶える?
ふと不思議に思ったのですが、なぜ今回登場した郵便受けだけが願いを叶えるのでしょうか?
マンションオーナーや管理会社は把握しているのでしょうか?
郵便受けの正体が明かされることはありませんが、だからこそ不気味さが増していきます。
あとはこの郵便受けは開いている状態でしか使えないようで、鈴木くんは郵便受けに選ばれたのでしょうか。
前の住人はどこに行ったのか?
次に気になるのは前の住人はどこに行ったのでしょうか?
もしかしたらこの郵便受けに恐怖して引っ越したのかもしれませんし、実は回数制限があって前の住人が最後に郵便受けに収納されていたなんてオチもあるかも知れません。
欲望は小さな冗談から始まりました。
ですがこの物語では、その代償が即座に可視化されています。
4話目にして、百物語は確実に牙を剥き始めています。
この記事のまとめ

以上、【僕が死ぬだけの百物語】4話のネタバレと感想!望んだものが届く恐怖の郵便受けという記事でした。
今回の記事をまとめると以下になります。
- 今回は郵便受けのお話
- 望んだものが強制的に手に入る
- 手に入るのは物だけではない
- 安全性や生死については考慮されていない
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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