どうも、茶々丸です。
アナタは漫画って読みますか?私はめちゃくちゃ大好きで、過去に数千冊持っていました。
数度の引越しのたびに荷物を減らしていき、今ではすっかり電子書籍に移行しました。
今回は個人的にどハマりしている漫画、光が死んだ夏のノウヌキ様とは何かを考察し、物語の根幹に位置する存在に触れてみたいと思います。
ネタバレを含みますので、まだ読んでない方はご注意ください。
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光が死んだ夏のあらすじ

地方の閉塞感ただよう集落で暮らすよしきと光。幼馴染として幼少期から一緒に育った2人ですが、光が禁足地の山に入り1週間行方不明になり、その間の記憶を失くしている半年後から物語はスタートします。
幼少期から一緒だったよしきは光が偽物であることを、偽の光に伝えます。
次の瞬間、光の驚いた顔の左半分から異形なモノが滴り落ちていき、完璧に模倣したはずだと言う光。
黙っていてほしいという光に、よしきは「どちらにせよ光はもうおらんのや…それやったらニセモンでもそばにいてほしい」と想ってしまいます。
偽物でもそばにいて欲しいよしきと、なぜかよしきが大好きな偽物の光。
2人の歪な関係が徐々に広がっていくような物語です。
光が死んだ夏のノウヌキ様とは何か?

あくまで1人の読者としての感想ですが、参考程度に色々な視点で考えてみました。
まずノウヌキ様とは何かということですが、話を読み進めていくとどうやらよしき達が住む集落の山に住むよくないモノのようです。
最初に名前がでてくるのは松浦のお婆さんが、恐れ慄き叫び声をあげています。
「ノウヌキ様」が下りてきとるやないか〜と声を荒げます。
どうやら本来は禁足地である山からは、出られない存在のようですね。
光の一族である「忌堂(いんどう)家」に縁があるモノみたいで、光の幼少期の父親の話でも少し触れられています。
この「忌堂(いんどう)家」ではノウヌキ様を「ウヌキ様」と呼んでいる描写が見られます。
代々「忌堂(いんどう)家」は「ノウヌキ(ウヌキ)様」に対して何か儀式をしている、重要な一族であるとわかってきます。
仮説①ノウヌキ様は土着信仰の神様?
日本は古来から八百万の神様がいて、崇め奉ることで荒ぶる神様すら信仰の対象としてきた歴史があり、土着信仰なども根強く残っていました。
昔は神仏習合といい、神道も仏教もない「カミ様」を信仰していた地域もあり、「ノウヌキ様」もそんな時代から崇め奉られていた存在なのではないかと考えられます。
日本では明治時代に廃物毀釈があり、その際に神道と仏教を分つ神仏分離が行われるのですが、土着信仰なども対象に含まれていた可能性があります。
仮説②ノウヌキ様は隠れキリシタンに関係がある?
よしきと光が澄んでいる集落にはいくつかの教会があり、田舎町にしては教会の数が多いことに触れる描写があります。
これは元々、江戸時代の徹底したキリシタン弾圧により、長崎の隠れキリシタンが検挙され、津藩領と和歌山藩領で預かることになりました。
光が死んだ夏の舞台の集落はそんな過酷な中で、キリスト教を信仰した人々に関係している可能性があるのではないでしょうか。
仮説③「忌堂(いんどう)家」は特別な役割がある?
先ほど少し触れた「忌堂(いんどう)家」は話を読み進めると、どうやら「ノウヌキ様」に対して何か重要な役割を持っていたようです。
集落の事情を知っている三人、武田、三笠、松島は何かを知っているような話し合いをしていました。
光が行なうはずだった「儀式」がおそらく失敗していて、これからのことを話し合っているようでした。
人身御供(ひとみごくう)とまでは行かないまでも、光の父親の話の中で、ノウヌキ様に対して何か重要な役割を持っていて、儀式をすることで集落の安寧を約束してもらっていたり、禁足地から出られないように縛っていた可能性があります。
ノウヌキ様をはじめ登場する名前や地名等が物騒な理由を考えてみた。
ノウヌキ様やクビタチなど漢字にすると、ノウヌキは「脳抜き」にクビタチは「首断」など字を当てることができます。
光と混ざったよしきが見た記憶?過去の映像?のなかに着物を着て、人の生首を持っている映像があるのですが、その辺りとも関係ありそうです。
日本には呪われた土地や不吉な場所を「忌み地」などと呼んでおり、まだ話の中で出てきてはいませんが、今後出てくるかもしれませんね。
また、光の苗字である「「忌堂(いんどう)」という字は、あまりにも不吉さを物語っているようです。
ちなみに言葉遊びですが、「引導(いんどう)を渡す」の引導は仏教用語で、人々を導き悟りの道に入らせること、死者が悟りを得るように法語を唱えることという意味だそうで、苗字の成り立ちにも何か秘密が隠されていそうですね。
光が死んだ夏の舞台は三重県?
ノウヌキ様という物語の根幹に触れる情報収集の中で、光が死んだ夏の舞台はどこなのか見えてきました。
特徴的な方言があったので比較的すぐに、地域を絞ることができました。
母親を「おかやん」や、自転車のことを「けった」と呼び、隠れキリシタンがいた地域となると、可能性があるのは三重県かと思います。
原作内では紹介はないですが、今後何か話の中で話題になるかもしれませんね。
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光が死んだ夏の儀式とは?

次は光が死んだ夏の儀式についてまとめていきます。
もともと作物などが育ちにくい土地で生まれた風習や慣例などが信仰に変化しました。
元々はよしきたちが住む地域は不作や事故、疫病などが多く苦労していることわかります。
そこで丹砂山で採られた水銀などを使い、堕胎薬を作り口減らしをしていたようです。
その薬の名前が「うろぬき薬」と言い、薬を使った堕胎を「うぬきさんにお返しする」と言われていました。
光の父の説明によると、病気で余命が少ない老人や、旅人の首も「お首様」として、奉納されていたようです。
後に山の神様として祀られ、ノウヌキ様と呼ばれるようになりました。
もう1つの儀式
それからしばらくして1749年の村民の大量死をきっかけに、ノウヌキ様信仰が失われます。
きっかけは忌堂家が首をささげる儀式を行なっていて、夫が妻の忌堂ヒチを生きらせて欲しいと願った結果、村民の1/3の首がなんらかの形で失われ、亡くなってしまいました。
それまではいくら願っても、叶わなかった願いが唐突に叶い、それから忌堂家は5年ごとに、家の長が忌堂ヒチにまつわる儀式を行うようになったようです。
近くの村でも儀式が?
昔からの因習や儀式というのは、主に神事として現代に語り継がれていることがあります。
アシドリでは「ほうこ祭り」と言われ、「這子(ほうこ)」と書くようで、足を収めていた穴があるようです。
今は子供の無病息災を願う祭りになっているようですが、元は頭はクビタチに納め、残った足を納めていた場所だということがわかりました。
ノウヌキ様の正体

果たしてノウヌキ様の正体とはなんなのでしょうか?
作中では以下のように語られています。
ノウヌキ様は架空の神様
クビタチと関係の深そうな田中は、ノウヌキ様はいないと言います。
もともとのお話は作中に登場する童話の「百姓のくび」で語られていますが、クビタチはもともとある穴に人の首を入れると本当に消えてしまったようです。
そこから人柱としてたくさんの人の首が捧げられ、忌堂ヒチの首を捧げたタイミングであるものが出現して、願いを叶えてしまったことがわかりましす。
結果1/3もの村民の首が失われ、出現した何かは現実を捻じ曲げ願いが叶ってしまったと語られていました。
そして忌堂ヒチは半日は首だけでいきますが、その命を失い忌堂家の儀式の始まりへとつながります。
落とし子
はたして光のなかにいるモノはなんなのかについてですが、それはいわゆる「落とし子」と言われています。
人や動物の輪廻の外から木が存在で、田中によると最初に見つかったのは14世紀頃のようです。
ノウヌキ様を信仰していた場所のケガレが濃く、たまたま出現した落とし子は人々の願いを叶える存在と発覚しました。
落とし子は願いを叶える存在だから、信仰の対象のノウヌキ様と同一視され、光が死ぬ間際に発した願いを光の中に入り叶えているようです。
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まとめ

以上「光が死んだ夏のノウヌキ様とは何かネタバレ考察!物語の根幹に位置する存在に触れてみた」という記事でした。
原作は現在37話でついに作品はクライマックスへと向かっていきます。
光が死んだ夏は現在ヤングエースUPで読むことができ、今からでも読み始めるのは遅くはありません。
これから熱い展開があること間違いなしの作品なのでぜひチェックしてみてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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