今回は【母という呪縛 娘という牢獄】の漫画版をご紹介します。
最近ではよく聞く『親ガチャ』という言葉や、『子ガチャ』という言葉がありますが、行きすぎた教育により虐待と化した親娘の悲劇とは?
それでは漫画【母という呪縛 娘という牢獄 】あらすじ紹介と、モデルとなった事件をご紹介します。
【母という呪縛 娘という牢獄】のあらすじ

まず最初に漫画【母という呪縛 娘という牢獄 】のあらすじについてご紹介します。
あくまで私が漫画版を読んでまとめているだけですので、興味のある方はぜひ原作もチェックしてみてください。
この物語は宮川ひかりとその母 八重子の2人の悲しい物語です。
物語冒頭では母 八重子は光に時計を見せ、時計の針は何時何分を指しているか問い、光は緊張した顔をしつつ、時計の時間を答えました。
そして次の問いにはひかりは答えを間違ってしまい、母はまだ小さい光に対して劣化の如く怒りを露わにします。
30年後、某日某所で警察官が周囲の通報があり、草むらに鳥がたかっているのを見つけ、正体を確認していました。
それは人間の頭部と獅子が切断された遺体だったのです。
遺体の身元は宮川八重子と判明し、2年後某県の留置所にて、記者 真木は宮川八重子殺害の犯人 宮川ひかりと面会し、「母の呪縛」について徐々に知ることになりました。
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【母という呪縛 娘という牢獄】のモデルとなった事件

次はこの作品のモデルとなった実在の事件についてご紹介します。
母娘の名前については漫画版の名前を流用しています。
見つかった遺体
2018年3月 滋賀県守山市の河川敷で宮川ひかりさんの母 八重子さんの遺体の一部が見つかりました。
その遺体には頭と四肢が切断された状態で、胴体部分が見つかります。
その犯人は娘の宮川ひかりさんで、なぜ彼女が殺人に至ったのかが徐々に明るみになります。
学歴信仰の母ができるまで
宮川八重子さんは幼少期に母の再婚相手が歯科医師でその経験が、後に娘への以上な教育の熱へと変わっていきます。
八重子さんは叔母夫婦に育てられ工業高校を卒業し、渡米した実母のもとへ向かうも数年後帰国。
その後お見合いで結婚しひかりさんが生まれます。
八重子さん自身も工業高校出身ということに強いコンプレックスを抱えていたようで、自身の夢や憧れを娘への教育という形で、熱意を注ぎ込みました。
異常な教育
幼少期から医者になることを決められたひかりさんは、つらい学生生活を強いられます。
父とは小学生の高学年で別居し、家の中には母と2人っきりで相談できる人もいない状況になり、母の望む成績に達しないときには体罰も日常的に振るわれていたようです。
そんな状況では伸びるものも伸ばせずに中学以降成績は伸び悩んでしまいます。
そしてまた罵詈雑言や体罰を受け、自由な時間を禁止されるなど異常な教育体制で管理されていました。
9年の浪人生活
ひかりさんはその後、医学部への受験を失敗しますが、八重子さんの医学部への執念は凄まじく、また来年もあると浪人することが決まりました。
そしてその浪人は1年や2年で終わるものではなく、9年にも及び、周囲はいろいろな経験をしていく中、ひかりさんを自室に閉じ込め、受験勉強を続けさせます。
あまりのつらさに耐えかねたひかりさんは3度も家出を試みたようですが、八重子さんの執念は凄まじく、探偵を雇ってでもひかりさんを見つけたりもしたそうです。
20歳まで携帯電話の所持すらも許されなかったひかりさんは、スマホを1台隠し持っていたそうですが、それもバレてしまい、八重子さんは土下座させた上でその様子を撮影し、ひかりさんの目の前でスマホをコンクリートブロックで破壊するなど、常軌を逸したような行動をとっています。
看護の道へ
9年の浪人生活から医学部受験をあきらめた八重子さんは、ひかりさんへ看護の道へ進むよう勧めようやく地獄のような浪人の日々から解放されます。
しかし2年生になり看護に進む条件は、助産師になることでしたが、ひかりさんは手術室看護師になることを望みました。
そんな中で受けた助産師へ進む試験は不合格となり、またも八重子さんの逆鱗に触れてしまい、誓約書を書かせた上で助産師試験を強要します。
これで安心だ
幼少期からの教育虐待によりひかりさんの精神はすでに限界を迎えていました。
そして悲劇が起きてしまいます。
2018年1月 八重子さんを殺めることを決意し、インターネットを通して情報を集め、マッサージ中に眠りについた母親を殺害し、X(旧Twitter)を更新し禁止されていたテレビドラマを視聴した後に眠りについたようです。
その後、八重子さんの遺体を分解後、河川敷に遺棄し、2ヶ月が経過し八重子さんが発見されます。
そして警察の捜査からひかりさんが逮捕され当初は懲役15年が求刑されます。
最終判決
2021年1月 控訴審でひかりさんの置かれていた状況などから懲役10年へ減刑され、2025年現在もひかりさんは収監されています。
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作品を読んだ感想

次はこの事件や作品を読んで、私が感じた感想を書いていきます。
あくまで故人の感想となりますので、違うご意見はコメント欄までお願いします。
生き地獄
まず最初に感じた感想は『生き地獄』という感想につきます。
私自身は割と放任主義な家庭だったので、勉強しろとは言いますが、そこまで口うるさく怒られた経験はありません。
小学生から考えて30年も何かに実の親に洗脳され、選民思想を植え付けられ、勉強を強要されるなんてことがあったら、もっと早い段階で限界を迎えてしまうと思います。
どうか彼女は呪縛から解放され、今後は自分の人生を生きてくれたらと思います。
人の執念やコンプレックスは恐ろしい
自分の人生を他人と比べて、自分より幸せそうな人に対して「いいなぁ」や「うらやましいなぁ」と思うことは確かにあります。
ただそれを自分の成長のバネにするのではなく、愛する娘に押し付ける形で、何年も追い詰め続けるなんて恐ろしいですよね。
親と子ですがあくまで自分とは違う別の人間であるということや、相手にも意思があるということを理解していれば、結果はちがったのかもしれません。
この記事のまとめ

以上、漫画【母という呪縛 娘という牢獄 】あらすじを紹介!モデルとなった事件とは?という記事でした。
今回の記事をまとめると以下になります。
- 今回は実在の事件の漫画作品
- 教育虐待は生き地獄
- 内容がとても重い
- 娘さんはまだ収監中
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