今回はこの記事を見つけたアナタに呼んで欲しい、5巻以内で完結済みのおすすめ漫画を6作品選出し、ランキング形式でご紹介します。
前回は10巻前後で完結する漫画をご紹介しましたが、今回はさらに少ない5巻以内で完結する、私が独断と偏見で選んだ完結済みの漫画ランキングです。
今回、ご紹介する漫画は映画化やアニメ化した作品、漫画家に絶大な影響を与えている作品などもあり、漫画好きは一見の価値ありだと思います。
それでは5巻以内で完結済みのおすすめの漫画ランキングを進めていきましょう!
5巻以内で完結済みのおすすめ漫画ランキング
ちなみに私の完全な好みの問題ですがSF作品が多めになっています。
作品紹介にネタバレを含むものがあるのでご注意ください。
6位 彼方のアストラ 5巻
SF作品で大自然(の惑星)でキャンプをして過ごすはずが、謎の球体に飲み込まれた先は宇宙空間でした。
自分の母性から5000光年離れた場所で食料は備蓄の三日分だけ。
まだ高校生ながら卓越した身体能力、知能、技術を持ち合わせた彼らは、何度も絶望と立ち向かいながらも、たくましく成長していきます。
実は自分たちには出生に恐るべき秘密が隠されており、徐々にその謎が明らかになって言いきます。
キャラクターもそれぞれが特徴的で、彼らの活躍をもっと見ていたいと思える作品でした。
アニメもあるのでそちらもおすすめです!
5位 プラネテス 全4巻
宇宙旅行や月面への居住など宇宙が今より身近になった時代の話です。
今でも問題になっていますが、スペースデブリ(宇宙空間のゴミ)を回収する。サラリーマンであるハチマキの物語です。
夢を追いかけるのかそれとも現実を見据え、働くのかなんとも言えない間で思い悩む描写が印象的です。
宇宙開発が行われたからこそ生まれる、先進国との貧困さなどの様々な問題もあり、先ほどの彼方のアストラと違った意味でSFなのに、とてもリアルさを感じる作品です。
「あ、まだそこ解決してないんだ」と思ってしまいました。
リアルタイムで見たことがなかったので、調べてみたらアニメの放映が今から20年前ということに驚きました。50年後にはこんな世界になっているのでしょうか
4位 レベルE 全3巻
宇宙から来たバカ王子とそれに巻き込まれる人々の物語です。
3巻、全16話でそれぞれが数話で完結するため冨樫先生の作品をさくっと堪能できます。
作品の中ではバカ王子こと、バカ=キ=エル・ドグラをはじめ、数多くの宇宙人が地球で生活していたという設定です。
1つの話の区切りが2~3話なので冨樫先生の作品をまだ読んだことない人は、ぜひ読んでみて欲しい作品です。
個人的にはこの頃の冨樫先生の絵柄が1番好きかもしれません。
最近になってアニメをしていたことを知りましたが、主題歌が栗山千明さんなんですね。
3位 百万畳ラビリンス 全2巻
ゲーム好きでもバグ探しが趣味。プライベートもアルバイトもゲーム三昧の玖波島礼香(くばしまれいか)とルームメイトの庸子(ようこ)が、バイト先の社宅によく似た場所に迷い込みます。
規則性のない建物の内部、それとは反対に建物の外はどこまでも続く森。
デタラメな場所で2人は脱出を試みますが、礼香はこの場所で支配者として君臨しようと言いだします。
果たして2人はこの空間から脱出できるのか?という物語です。
自分の住んでいる世界から作品内のような場所に、移されてしまったらと考えるとワクワクしてしまいました。
デタラメな建物が無限の敷地に続いていると考えると、ぜひ自分にも探検させて欲しいと思いました。
もしかすると人類は何か違う存在に管理されているのかもしれないですね。
2位 ABARA 全2巻
次は弐瓶先生の世界観前回のABARAです。
この作品にはガウナという存在が登場し、同じく弐瓶先生の作品の「シドニアの騎士」にも登場する、スターシステムとなっています。
物語の舞台もそこが地球なのか、どこか違う惑星なのか、はたまた人工物なのかもわかりません。
この世界では示現体(しげんたい)と言われる、人間が変化した生物が廟(びょう)と呼ばれるいつからあるかわからない施設を目指します。
時間が止まったかと思えるほどの速度で移動する示現体を、主人公である駆動電次(くどうでんじ)が黒ガウナに返信して戦う物語です。
作中に短編のDIGIMORTALという話があるのですが、これまたかっこいい話なので、ぜひ長期連載してくれないかと願っています。
チェインソーマンの作者である藤本タツキ先生も、弐瓶先生のファンだという噂です。
そういえばチェインソーマンの主人公の名前もデンジですね。
弐瓶先生の面白くも悲しい話エピソードに、先生の娘さんに「お父さんも進撃の巨人みたいに面白い漫画描けばいい」と言われてしまったそうです(笑)
進撃の巨人も弐瓶先生の作品もどちらも面白いです!
第1位 ソラニン 全2巻
最後に紹介する漫画はソラニンです。
学生時代からバンド活動を継続している種田成男と、将来に希望を見出せない井上芽衣子の恋物語です。
学生から社会人へ変わっていく時の流れや、人間模様、自分自身の夢と現実の狭間で悩む若者のリアルな面が描かれています。
学生から続けているバンド活動を通して、これからどうしていくのか葛藤する種田と、本気でバンドをやって欲しい芽衣子。
再びバンドの活動を本気で取り組むようになり、今の種田にとってこれ以上ない「ソラニン」を完成させます。
レコーディングしたデモCDをレコード会社へ送り、結果は1社に声をかけてもらいましたが自分たちの考えるバンド活動ができないということがわかり、レコード会社からの誘いを断ってしまいました。
その後、種田は別れ話を持ち出したのち帰ってこなくなり、5日経ってやっと連絡がありました。
お互いこれから幸せになるということで和解したのですが、その帰り道交通事故に遭い帰らぬ人となってしまいます。。
場面は変わり2ヶ月後、芽衣子はなんとか日々を過ごしていますがどこか危なげで、バンドメンバーとその恋人が頻繁に顔を出して様子を見ていました。
そんな中、種田の父が芽衣子の家に息子の荷物を整理するため訪れ、種田の父との会話がきっかけで、種田の変わりにバンドメンバーになり彼が残した曲「ソラニン」を歌います。
もうこの作品は大人の教科書にするべきではないかと思えるほど、私の胸に突き刺さりました。
学生から社会人になり、夢を追いかけるのか諦めるのか、20代前半の若者特有の悩みがたくさん盛り込まれており、世代的に自分にドンピシャな漫画でした。
作中のビリーがとても好きなキャラで、彼の幸せを願わずにいられません。
浅野いにを先生の作品はなんとも言えない感情の揺らぎというのか、心の動きをとても丁寧に描かれていて、私が好きな作品がたくさんあります。
ソラニンを読んだ後はぜひ「おやすみプンプン」や「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」を読んでみてください。
すでに死語かもしれませんが、エモい作品ばかりでおすすめです。
映画化もしていてキャスティングが個人的に作品にピッタリで、ぜひ実写で種田と芽衣子の物語を見てみてください。
まとめ
以上、「5巻以内で完結済みのおすすめまんが6選!ランキング形式でご紹介!」でした。
今回ご紹介した漫画をまとめますと以下の通りです。
- 6位 彼方のアストラ
- 5位 プラネテス
- 4位 レベルE
- 3位 百万畳ラビリンス
- 2位 ABARA
- 1位 ソラニン
すべての漫画が2〜5巻で値段も映画2本分くらいで、長く楽しめるのでおすすめです。
短編漫画のいいところは、何かの議題に全力で没頭できるところですね。
もっと見たい!最後どうなるの?でも終わってほしくない!という相反する感情がせめぎ合うのも短編ならではかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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